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急死 吉本新喜劇・島木譲二さんパチパチ人生


島木譲二さん

 う~ん、譲二ショック――。「大阪名物パチパチパンチ」などのコミカルでおちゃめな芸風で関西お茶の間の人気者だった吉本新喜劇の役者、島木譲二さんが16日午前9時6分、脳出血のため、入院中の大阪市内の病院で夫人にみとられ死去した。72歳だった。

 

 上半身裸で胸が真っ赤になるまで平手で自らの胸にチョップをお見舞いする「パチパチパンチ」は当時、関西の小学生が皆マネした代表芸。一斗缶で頭を叩く「カンカンヘッド」や灰皿で頭を叩く「ポコポコヘッド」などコワモテに似合わず体を張ったギャグで誰からも愛されるいじられキャラだった。

 

「しまったしまった島倉千代子」「困った困ったこまどり姉妹」「まいったまいったマイケル・ジャクソン」「わかったわかった若乃花」「ひえ~ざん延暦寺」「頭がかいかいカイワレ大根」など昭和のオヤジギャグでもお茶の間を楽しませた。

 

 島木さんは1944年、兵庫県尼崎市の出身。高卒後、大阪新和ジムに所属した元プロボクサーで西日本ミドル級新人王を獲得した強豪だったが、1980年に間寛平(67)の紹介で吉本新喜劇入り。以来、桑原和男(80)、チャーリー浜(74)、池乃めだか(73)、寛平らと新喜劇が放送されている“土曜の昼”の顔として活躍した。

 

 体調不良のため2011年1月から大阪市内の病院に通院治療を始め同年2月、早期の回復を目指すため休養を発表。「心配かけてごめりんこ。また元気になって舞台頑張ります」と気丈に語っていたが、その後は人工透析などで入退院を繰り返し、舞台復帰の願いはかなわなかった。最後の舞台は10年12月26日、NGKでの吉本新喜劇だった。

 

 10月には「おじゃましまんにゃ~わ」「ごめんくらはい」で知られる新喜劇役者・井上竜夫さん(享年74)が高度肺気腫のため他界したばかり。後を追うようにまた一人、人気役者が旅立ってしまった。

 

 復帰を願っていた芸人仲間やお茶の間のファンはもちろん、島木さんが一番無念に違いない。

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