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【覚醒剤逮捕】元NHK歌のお兄さん 売人とただれた同居生活


2000年12月、覚醒剤疑惑を会見で否定した杉田被告だったが…

 NHKの子供番組「おかあさんといっしょ」で1999年から4年間、9代目「歌のお兄さん」を務め、覚醒剤取締法違反(所持、使用)の罪に問われた杉田あきひろ(本名・光央)被告(51)の初公判が14日、東京地裁で開かれた。検察側は懲役1年6月を求刑し即日結審。法廷では杉田被告のウソや密売人のイラン人男性と同棲していた“覚醒剤生活”が明かされた。

 起訴状によると、杉田被告は4月13日ごろ、東京・渋谷区の自宅で覚醒剤をあぶり吸引し、室内で覚醒剤0・374グラムを所持。本人は起訴内容を認め、人定質問では生年を「昭和40(1965)年」と答え、公称年齢の49歳はサバ読みだったこともサラリと白状。

 国内で覚醒剤を使い始めたのは「2年前」からという。

「2005年、バリ島に旅行に行ったときに初めて覚醒剤を使いました。次に使ったのは14年。歌のお兄さんを卒業後も14年まで『おかあさんといっしょ』のコンサートには出演していました。この年からコンサートのレギュラーから外れて、ライブが中心になった…」

 バリ島後、9年間やらなかったのは「日本にいるときは大きな仕事をしていたので、そういう頭にならなかった」ためだという。再度手を出したのは「ツアーから外れてしまったから」。

 渋谷センター街で密売人から覚醒剤を買った際、継続取引のため電話番号を教えてもらい、その後は自宅近辺で月に1~2度、「サム」なるイラン国籍の売人から定期的に購入していた。

「(覚醒剤使用は)自分で歌う楽譜を作成するときに集中できるので」

 本人調書では、そのサムとの同居も明らかになった。

「昨年2月、サムが『住む所が見つからない』と言うので、かわいそうに思い『お金払ってくれるなら間借りする?』と言いました。数か月してサムが『あの話生きてる?』と聞いてきたので、ひと部屋貸していた。昨年8月、金銭的な事情で住んでいたマンションを手放さなければならなくなり、サムに引っ越しの話をすると『あなたが契約してくれるなら引っ越し費用を払う。できれば一軒家がいい』と言ってきた。サムは礼儀正しくていい人なので契約した」

 売人と同居していた当時は「感覚がまひしていて、それほど大きいこととは思ってなかった」という。「自身にも密売の嫌疑が向けられる可能性が生じるのでは」と検察官が聞くと「そこまでは…考えてなかった。認識が薄らいでた」と答え、「楽で便利と思った。(覚醒剤を)外で受け取るより、家の方が安心かなと」とまで告白した。

 杉田の覚醒剤疑惑は00年末にもあった。ファン男性が98年末、伝言ダイヤルで杉田と知り合い“シャブSEX”したと週刊誌上で告白。男性は翌99年に覚醒剤事件で有罪判決を受けたという。当時、疑惑を否定した杉田は、この日も検察官の追及に「(当時は覚醒剤を)使っていなかったです。(なのに報道され)とても嫌でした」と答えた。

 検察官からは「それなのに覚醒剤に手を出して、本当に犯罪者になってしまった。理由が『ツアーから外されたから』と言うが、本当にそれだけ?」と再度、突っ込まれたが、杉田は「一番大きな理由はそれ」とかたくなだった。

 現在は長野県の薬物依存症リハビリ施設で日々、薬物を断ち切るためのプログラムに参加しているという。田代まさし(59)が薬物から立ち直る経緯が描かれた自叙伝を施設の代表者から差し入れられたといい、杉田は「薬物というのはホントに怖いものだと再認識、再々認識した」という。判決は20日。

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