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個性派俳優・原田大二郎「昔の“破滅型”の俳優はいなくなった」


「(原田)芳雄さんは髪にこだわりがあってね」と…

【昭和俳優のダンディズム・本人直撃編】映画研究家の杉作J太郎が「今こそ直接お話を聞きたい!」と思った名優に直撃インタビューする当連載。今回は個性派俳優・原田大二郎です。爆笑エピソードも続々――。

 杉作J太郎(以下杉作):大二郎さん、お久しぶりです。今年の頭にお会いしたの覚えてますか?

 原田大二郎(以下原田):顔を拝見したときにはどこかで会った人だったけど、今年でした? てっきり2~3年前だったかと…。僕ね、芝居に関しては鮮明に覚えてるんだけど、他のことについては物忘れがひどくてねー(笑い)。

 杉作:いやいや、僕なんかの顔を覚えていただいてただけでうれしいです。大二郎さんから見て、昭和の映画スターの中で特に記憶に残っている人は誰ですか?

 原田:そうだね、俳優なんて商売、思い込みが激しいとか、とにかく変わった人間じゃなきゃできないんだよね。だから、今の若い子(=役者)を見ても、「この子たちもいろいろ考えてるなぁ」って思うよ。それでも時代が変わって表現の仕方に気をつけなきゃいけない時代になったから昔の“破滅型”の俳優はいなくなったよね。

 杉作:“破滅型”の俳優とは誰なんでしょう。

 原田:石立鉄男さんとか原田芳雄さん。プロデューサーに「バカヤロー」って言ったり、「そんなんじゃ俺は、やらねーよ」って言ったり、機嫌悪いとポーンって帰っちゃうんだから。てっちゃん(石立)は、ひと言で言えば、魂の塊みたいな感じだったね。

 杉作:石立さんとはドラマ「水もれ甲介」(1974年放映、日本テレビ系)で共演されてますよね。作品の中だけでなく、外でも熱い人だったんですか?

 原田:そうだよ。俺(のやり方)が通用する間は役者を続けるっていう言い方をしていて、「大二郎、俺の遅刻が通用しなくなったら、俺はいつでも辞めるんだ」って(笑い)。

 杉作:そんなに遅刻するんですか?

 原田:よく遅刻するから、てっちゃんのマネジャーは1本分(のギャラ)を制作に「どうもすみません」って返したりするのよ。

 杉作:えぇーっ、出演料をですか!?

 原田:そう。だって遅刻が1~2時間じゃないんだから。電話したら、熱海にいたり箱根にいたりするんだから、その日はもう撮影なし(笑い)。「俺はわがままのつもりでやらせてもらってる。これを監督、プロデューサーが認めてくれなくなったら、俺はいつでも辞めるんだ」と。

 杉作:すごい話ですね。

 原田:ほんとすごいのよ! インタビューの席で記者が変なこと聞くと、「バカヤロー!」ってテーブルをひっくり返したりしたんだから。

 杉作:リアル星一徹じゃないですか(笑い)。原田芳雄さんは、どんな感じだったんですか?

 原田:芳雄さんとはドラマ「天皇の世紀」(71年放送、テレビ朝日系)で初めて一緒に仕事やってるんだけど、その後のドラマ「冬物語」(72年放送、日本テレビ系)で6か月、一緒に撮影してね。すごかったよ。雪の石狩平野で撮影したんだけど、髪の毛をずーっと直してて撮影までに2時間かかる。メークさんなんか自分の部屋に入れないで、自分で一本一本、鏡を見ながらちゃんとセットする。で、朝起きたときと変わらないんだよ(笑い)。

 杉作:精神的な部分もあるんでしょうね

 原田:そうだね、きっとセットの間に入魂してるんだろうね。松田優作や桃井かおりなんかも完全にお手上げで、もう言う通りにしますってくらい僕らの兄貴でした。やっぱり破天荒で“破滅型”の俳優なんですよ。

 杉作:大二郎さんもそういう先輩方から多くの影響を受けましたか?

 原田:うん。でも一番影響を受けたのは60歳の森繁久彌さん。デビューしてしばらく怖いものはないと思ってたんだけど、森繁さんの娘の亭主役、だから義理の息子役をやったとき、目だけで伝えてくるんだよ。本番前は「大二郎、笑え」ってやるから何度も噴き出してしまって俺が「すみません。本番は頑張りますから」。で、本番だけは森繁さんは「大二郎、笑うな」って目をしてて乗り切れたのはいいけど、その日、帰ってテレビでいろんな役者を見たら、みんな俺より上手に見えるんだよ(笑い)。

 杉作:なんだか魔法を解かれたみたいな話ですね。

 原田:説得力のある目。達人ってのは、いるんだと、恐れ入った。それから森繁さんを親父って呼ぶんだ。まぁ、俺を普通の俳優にしてしまった憎き親父でもあるんだけどさ(笑い)。

☆はらだ・だいじろう=1944年神奈川県横浜市生まれ、山口県育ち。67年に明治大学法学部卒業後、劇団文学座に入座。70年に映画「裸の十九歳」で主役デビュー。テレビドラマ「Gメン75」、映画「蒲田行進曲」など出演作多数。おおらかな人柄と演技で多くのファンを魅了し続けている。今年10月、こまばアゴラ劇場で「ゴドーを待ちながら」を上演する予定。

☆すぎさく・じぇいたろう=1961年生まれ。男の墓場プロダクション局長。映画監督、漫画家、俳優、ミュージシャンとマルチな才能を発揮している。

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