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“カリスマプロデューサー”退任…自ら進めていた「脱つんく♂」


ハロプロ総合プロデューサーの座を退いたつんく♂

 音楽プロデューサー・つんく♂(46)が「モーニング娘。’15」など、アイドル集団「ハロー!プロジェクト(ハロプロ)」の総合プロデューサーを退任していたことが分かった。モー娘の大ヒット曲「LOVEマシーン」(1999年9月)で現在のアイドルブームの礎を築いた“カリスマプロデューサー”の退任で退任でグループの今後が不安視されている。舞台裏では「NEWつんく♂=脱つんく♂」が進行していた。

 

 つんく♂は10日発売の手記「だから、生きる。」で、ハロプロ総合プロデューサーの座を退いていたことを初告白した。

 

 13年秋ごろ、のどの不調が続いていたつんく♂に、ハロプロメンバーが所属するアップフロントグループの会長が静養を勧めたことがきっかけ。その後、喉頭がんを発症し、14年秋に米国・ニューヨークで行われたモー娘のライブの終演を見届け、声帯摘出手術などで休養する中で退任を決めた。

 

 注目されるのはモー娘をはじめ「℃―ute」「アンジュルム」「Juice=Juice」「カントリー・ガールズ」「こぶしファクトリー」「つばきファクトリー」などハロプログループの今後だ。「つんく♂は今後、モー娘にはサウンドプロデューサーという形で関わる。ほかのグループについても完全に関わらないということでない」と、所属事務所の広報担当者は説明する。

 

 一時代を築いたカリスマプロデューサーの退任の判明に、グループの先行きを不安視する声が上がっている。

「つんく♂がハロプロのプロデュースを始めて、もう16年近くになる。シャ乱Qでヒットを連発し、モー娘でも『LOVEマシーン』などプロデューサーとしてヒットを飛ばし続けた。第一線から退くとなれば、影響がないとは言えないでしょう」(音楽制作関係者)

 

 実は今のモー娘は変化していた。レコード会社関係者は「『LOVEマシーン』の変化に、その片鱗がうかがえる」と話す。同曲はモー娘の代表曲で、「ウォウウォウウォウウォウ」「イェイイェイイェイイェイ」というフレーズは幅広い世代に知られているが、実はここ数年、モー娘のライブでオリジナルバージョンは披露していないという。

「ライブで『LOVEマシーン』を披露する際、世界的に流行ジャンルEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のアレンジバージョン。だから、昔のモー娘のイメージを持っている人はその違いに驚く。このバージョンリリースは13年の秋。つんく♂はモー娘を新しいステージに送り出す準備を整えていた」(同)

 

 この時期はつんく♂も病気が発覚する前。やる気がみなぎり、いろいろな構想を練っていた。さらなる進化に向け、過去の自分から脱皮して、“NEWつんく♂”=脱つんく♂を見せようとしていた。

 

 結果、病気が発覚し、そのペースは落ちることになるが、そんな中でほかのグループにも変化が起きていた。所属事務所の方針で、他のアーティストから楽曲提供を受けることが増えた。

 

「アンジュルムの楽曲は新進気鋭のアーティスト、中島卓偉を起用して『大器晩成』をヒットさせた。また℃―uteは番組の企画で人気レゲエグループ『湘南乃風』のSHOCK EYEに楽曲提供を受けた」

 

 ハロプログループの新陳代謝が進む中、つんく♂は本意ではないが、ハロプロ総合プロデューサーの座を退いたというわけ。

 

 つんく♂は手記でもハロプロ愛を語っている。その思いは変わらないだけに、これからはプロデューサーの重責から離れた“アーティスト・つんく♂”の活躍が期待できそうだ。

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