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甲子園“出禁”のTBSさらなる失態 清宮の父からも取材拒否


アルプス席から声援を送る清宮克彦氏

 第97回全国高校野球選手権大会での取材ルール違反を理由に全面取材禁止を通達されたTBSが、なんと早実(西東京)の怪物・清宮幸太郎内野手(1年)の父・克幸氏(48)からも、別の関係者による失態を巡って同様の“取材拒否”を言い渡されていたことが分かった。盛り上がる今大会からはじき出された上に、今後の怪物フィーバーにも乗り遅れ確実となった同局。高校野球を巡る“ダブルショック”に、局内は大混乱だという――。

 球場外での「著しい取材要項違反」があったとして、大会本部から17日に事実上の“甲子園追放処分”を通告されたTBS。実はそれ以前に、別の関係者による“失態”により、清宮の父・克幸氏の怒りを買ってしまっていたことが判明した。

 問題が発覚したのは、今年4月の春季東京都大会が開催中のことだったという。事情を知る在京キー局関係者が明かす。「TBSさんはドラフト特番を抱えていますし、家族を含めた密着ドキュメンタリーを売りとしています。清宮君は1年生ですが、注目度はナンバーワン。今後の関係も考えて担当者が父の克幸さんにあいさつすると、その場で『申し訳ないが、TBSさんの取材は今後一切お断りしたい』と、名指しで取材を拒否されてしまったというんです」

 現在は息子・幸太郎の陰に隠れた存在の克幸氏だが、もともとラグビー界では知らぬ者はいない超有名人。現在は日本代表FBの五郎丸歩(29)らを擁するトップリーグ・ヤマハ発動機ジュビロの監督を務めている。実は克幸氏がTBSに不信感を持ったのも、もとはラグビー関連取材が発端だったという。

 本紙の直撃にTBSの上層部が、渋々ながら問題の経緯を明かした。

「実は昨年、ウチのあるディレクターが“ヤマハ発動機ジュビロの清宮監督”として、克幸さんに密着するドキュメンタリー取材を進めていたらしいんです。ところが取材を終え、年が明けても一向に番組は放映されなかった。その理由を告げられないまま、同じ局から息子の取材を申し込まれれば、克幸さんが困惑するのも当然。実はこの事実を当時、スポーツ局の人間はまったく知らされていなかったようで…」

 克幸氏のドキュメンタリー取材を担当した人物は、その後に同氏の映像を“放置”した事実を周囲に告げずに他部署へ異動。後の調査で、放映予定だったBSドキュメンタリー番組が打ち切りとなったため、人知れず“お蔵入り”していた事実が明らかになった。身内の“失態”を把握した担当者が慌てて克幸氏に謝罪するも、後の祭り。高校を通じた本人取材は許可されているが、現在も父親取材はNGという。

 そんなところに、今回の“甲子園出禁”だ。「TBSは清宮ファミリーの取材を許されないどころか、予定していたオコエ(関東第一)や山本ジュニア(武白志=九州国際大付)ら、目玉選手の家族密着特集も白紙になったとか。地方大会から追いかけていた現場担当者にとっては、完全なとばっちり。TBSの野球担当者は熱心な子も多いだけに、彼らが関係各所に頭を下げ続ける姿を見ると、さすがに同情してしまいます」(冒頭のキー局関係者)

 実際に現場で矢面に立つTBS関係者は、足を引っ張った身内への怒りをにじませつつ、覚悟を決めた表情でこう語る。

「現場が把握していなかったこととはいえ、甲子園取材の件も克幸さんの件も、今は誠意を込めて謝り続けるしかない。私たちの野球取材にかける熱意が、いつかは相手に届くと思って臨んでいくしかありません」

 19日の準決勝で早実は仙台育英に敗れたが、甲子園取材に限らず、今後も注目が続くことが予想される怪物取材でも大打撃を負っていたTBS。両者との関係修復に奔走する関係者の努力が実を結ぶ日は来るのか。

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