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今井雅之さん 命尽きる11時間前に“最期の敬礼”


4月30日に会見した今井さん

 元自衛官の個性派俳優は、最期に敬礼をしていた――。痩せこけ変わり果てた姿で、大腸がんの「ステージ4」を告白し、闘病のかいなく28日に54歳で死去した今井雅之さんの凄絶な秘話が明らかになった。今井さんが魂を込めて手がけた舞台「THE WINDS OF GOD」の関係者が、命の炎が燃え尽きる11時間前の生々しい様子を本紙に語った。意識が途切れる瞬間まで舞台復帰への執念を見せ、病室を出る関係者に、まるで役を演じているかのように敬礼してみせたという。

「『WINDS OF――』が31日に沖縄で千秋楽を迎えるので、ポスターを見せに行ったんですよ。時間は午後4時ごろでしょうか。そのとき、今井さんの意識はありました。沖縄公演のポスターを見せたら満面の笑みでしたね。ファンからの手紙や、全国から送られてきた千羽鶴も手渡してきました」(舞台関係者)

 今井さんは痩せた姿で4月末に記者会見し、がんが末期に相当する「ステージ4」であることを告白。降板を余儀なくされた同舞台は1日に都内で幕を開け、北海道から沖縄まで日本列島を縦断する予定になっていた。

 この間、大腸に巣食ったがんは、肺などの他臓器に転移。口には酸素吸入器があてがわれ、体には複数のチューブがつなげられた。厳しい状況に変わりはない。そんな闘病生活を送りながらも、今井さんは舞台が千秋楽を迎えることを心の底から喜んでいたという。

「会話ができたときには『沖縄には絶対行く!』と執念で言ってましたからね。今年は何といっても戦後70年という節目の年。千秋楽を太平洋戦争の激戦地となった沖縄にしたのもそれが理由なんですよ。中止になった公演もある中で『沖縄だけは中止にさせない。オレも舞台に立つ!!』と譲りませんでした」

 だが、その思いはかなわなかった。翌朝には訃報が同関係者に入った。死去したのは夜も明けぬ午前3時5分だった。

「最後『これから沖縄公演の準備に行くから』と病室を出ようとしたら、ずっと敬礼していたんです。その姿が焼きついて忘れられなくて…。僕らの間では『今井さんはいてもたってもいられず、先に魂だけ沖縄入りしているんじゃないか』と話しています。いつも公演地に前乗りしてキャバクラに行ってチケットを手売りしてましたからね」

 沖縄公演には多数のファンの来場が予想されるため、献花台を設ける予定だという。今井さんの音声メッセージを流すことも検討されている。同舞台に誇りを抱いていた今井さん。きっと千秋楽にはステージに立っていることだろう。

 また、レギュラー出演していた情報番組「バラいろダンディ」(TOKYO MX)のMCを務めるフリーアナウンサーの長谷川豊(39)は「今井さんが出ていた木曜レギュラーは、梅沢富美男さんを中心に結束が強い。今井さんは僕をその輪にどう入れようか考えて、番組中に『ニューヨークから何で帰ってきてるの?』とイジってくださったんです」とその気遣いを振り返る。

 長谷川にはフジの局アナ時代、米国ニューヨーク勤務時の滞在費不正使用騒動があった。一部誤解だったが、長谷川にとっては悔しい過去。今井さんはそれをあえてネタにした。「でも、番組がCMに入った瞬間、イスから立ち上がって『申し訳ない! 言い過ぎた…』とご丁寧に頭を下げてくださりました」

 同番組の前身番組「ニッポン・ダンディ」で今井さんがレギュラーに決まる前、出演交渉したのが、同局の大川貴史プロデューサー。「その場にマネジャーさんに加えて今井さんも直々にいらっしゃった。『番組を盛り上げましょう!』と言ってくださいました」(大川氏)という。

 今井さんの亡きがらはこの日夕方、生まれ育った兵庫県豊岡市の斎場に運ばれた。無言の対面をした兄・裕之さん(56)は弟の死に顔に「安らかと言えば安らかなんでしょうけど、悔しいと思いますね」。

 2週間ほど危篤状態が続き、医師から5月いっぱいと告げられたという。「今井家の墓に入りたい」という今井さんの強い希望により実家に戻っての葬儀となる。

 裕之さんも自衛官として約40年働き退官した。

「僕の任務も、マサ(今井さん)の任務も命を張っている。そんなこといっても一番、大事なのは命。命あってナンボですから」と話し、「一つ誇りに思わんとしたら、親より先に死ぬこと。これは一番の親不孝。順番は大事にしてほしかった」と話すその目には、涙があふれていた。

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