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不祥事続出!バラエティー番組制作スタッフの悲惨現場


ダウンタウンも嘆いている

 ヘリウムガスを吸ったアイドルが意識不明、全く取材せずに虚偽の事実を放送――。最近のテレビ界で相次いでいるのが、バラエティー番組で起きている信じられない不祥事の数々だ。少し前までなら考えられないような初歩的なミスが頻発する背景には、制作費が大幅に減らされたために人件費も削られ、少ないスタッフが寝ずに働いているという悲惨な状況があるという。

 

 

 BPO(放送倫理・番組向上機構)に審議入りする可能性があるのがTBS系のバラエティー「水曜日のダウンタウン」だ。BPOの勧告次第では打ち切りの可能性まで浮上している。

 ユニークな正月の福袋を特集するコーナーで「福袋が1つも売れなかった店」として100円ショップ「得得屋」三鷹店(東京)の福袋を紹介したが、翌週「福袋10袋は完売しており、放送内容は事実に反するものでした」と謝罪。さらに、店名も間違えるなど全く取材していなかったことが判明した。

「司会のダウンタウンもこの事実を聞いて、スタッフのあまりに雑な取材に、あきれていたらしい。松本人志さんはテレビで『これはアウト』と言ってたし」(TBS関係者)

 BPOどころか刑事事件に発展しかねないのが、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の“妹分グループ”「3B junior」のメンバーAさん(12)がヘリウムガスを吸引して事故を起こしたテレビ朝日だ。

 事故は1月28日、BS朝日で放送されているバラエティー「3B juniorの星くず商事」の収録時に発生。Aさんはヘリウムガスを一気に吸い込み、意識を失って緊急搬送。脳の血管に空気が入って血流が妨げられる「脳空気塞栓症」と診断された。

「ガスには『大人用』と記されていたにもかかわらず、吸わせてしまった。警視庁麻布署が安全管理に問題がなかったのかを捜査し、業務上過失傷害容疑で立件する可能性もある」(事情通)

 本紙はテレビ朝日広報部に「Aさんの意識が完全に回復したか」「当該番組の放送再開、もしくは打ち切りの措置を取るか決まったか」などと質問したところ、20日に「ご本人の状況については、プライバシーにかかわることですので、控えさせていただきます」「番組の今後については、BS朝日によりますと、未定ということです」との回答があった。さらに「検証委員会では事実関係の調査や原因の究明、再発防止策の策定などを行っておりますが、現在は途中段階ですので、具体的な内容は控えさせていただきます」としている。

 トラブルだらけのバラエティー番組。その現場はどうなっているのか。

「予算を大幅に削られた結果の悲劇です。人件費を削られ、以前は10人でやっていた仕事を2~3人でやらなければならない。それなのにオンエアだけは迫ってくるから眠るヒマもない」(制作会社幹部)

 さらに有能な人材が集まらなくなった事情もある。「昔は制作会社でも年収2000万円クラスはザラにいた。でも今はそんなのは夢のまた夢。大げさではなく、飲まず食わずで仕事している状況。優秀な人間なんて入ってきませんよ」(同)

 非常識なスタッフも増えている。中にはアイドルのマネジャー気取りの態度を取る者も。

「アイドルの楽屋にアポなしで押しかけたり、仕事の移動も車の運転を勝手にして送り届けたりと、やりたい放題のスタッフもいる。ただ最近はアイドルが飽和状態で、仕事がなくなる不安があり彼女たちは文句も言えない。Aさんも頑張ったんでしょうが、配慮に欠ける演出が事故につながった」(芸能プロ関係者)

 ただ、予算削減が事故の言い訳になるわけはない。テレビ局側はただちに再発防止に向け、改善策を練る必要があるのは当然だ。

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