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「日テレ内定取り消し」笹崎さん 一転入社へ


入社に前向きな方針を示したと思われる日本テレビ

 東洋英和女学院大4年生・笹崎里菜さん(22)が日本テレビのアナウンス職内定を取り消され、採用を求めた民事訴訟で26日、東京地裁で和解勧告が行われた。

 笹崎さんが「ホステスのアルバイト経験は清廉性がない」と日テレに内定を剥奪され、採用を求めて同局を提訴した前代未聞の騒動。

 この日は原告側の緒方延泰弁護士、被告側の木下潮音弁護士、双方が出席し、和解協議が1時間、実施された。

 当初は泥沼化必至とされていたが、均衡が破れて事態が大きく動いた。ライトグレーのスーツに身を包んだ緒方氏は和解協議後、報道陣に対応。落ち着いた表情で、しかし充実感を漂わせながら「僕らの望んでいる方向に向かっている。年明けにはもしかしたら、僕らの希望する形で解決するかもしれない」と手応えを口にした。

「和解協議中なので、あまり詳しいお話はできない」と断りつつ「日テレさんから文書の形で和解案の提示があった」と明言。その内容は不明だが、ファイティングポーズを取っていた同局側が“陥落”し、初めて入社に前向きな方針を示したと思われる。“女子アナの卵”が事実上の“勝訴”をつかんだ。

 だが、それだけでは満足せず、日テレのウエルカム態勢を要求する。

「なぜすぐ和解が成立しないのかといえば、ひな鳥(笹崎さん)の毛をむしったから何らかの手を差し伸べようというご提案だったから」と比喩を用いて説明。「(日テレから)一定の負荷がかかった形の解決を求められている印象がある。僕らとしてはそういう形は受け入れられない。内定取り消しを撤回すればいいんだろうっていうことでは済まない」

 その上で「普通(の入社)より温かい手を差し伸べてもらって、優しく抱き上げて巣(局)に戻してもらいたい。我々としてはそういう趣旨の和解を目指している」と笹崎さんの入社を全面的にバックアップする。

 第2回口頭弁論は予定通り、来年1月15日に実施。

「その前に、もう1回和解協議をしましょうとなった」と年明け早々に再協議するという。

 和解協議を急ぐのにも理由がある。「判決手続きで救済を得るとなると、おそらく4月をまたぐ可能性が高い」。4月入社に間に合わないとし、あくまで「和解による解決を目指したい」。「通常は金銭解決を求めることが多いけど、本件はそういうことではない」と解決金に応じるつもりもない。

「2011年ミス東洋英和」から“笹崎アナ”へ——。年明けにさらに加速しそうだ。

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