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落合Jr.福嗣に迫る「声優」「ナレーター」「俳優」3刀流…あのやんちゃ坊主が今や立派に!


大いに語った落合福嗣

 落合博満元中日ドラゴンズ監督(64)の長男・福嗣(31)が超売れっ子声優となっている。アニメ「グラゼニ」(BSスカパー!)では主人公のプロ野球選手、「HUGっと!プリキュア」(テレビ朝日系)ではイケメンキャラを演じ、アイドル番組「ラストアイドル」(同)ではナレーションを担当。ドラマ「下町ロケット」(TBS系)で俳優デビューも果たした。声優、ナレーター、俳優と“三刀流”の大活躍を見せるオレ流2世に迫った――。

 落合は大学卒業後に2年間、アミューズメントメディア総合学院(AMG)で声優になるための訓練を重ね、2015年4月から声優事務所の老舗・青二プロダクションに所属している。

 落合:ボクが声優になりたいと思ったきっかけは子供のころ、父と一緒に見た「ターミネーター」なんです。吹き替え版だったので「外国の人なのに日本語ペラペラだな」って不思議に思っていたら、父に「声優という職業があるんだよ」って教えてもらって。小学校のころから映画を見て、ノートにセリフを書いて、テレビの音を消して口に合わせて、まねすることをやってました。それは今でも毎日やっています。

 15年にアニメ映画「シンドバッド」でプロの声優としてデビュー。モブ役で「ちびまる子ちゃん」や「名探偵コナン」などの人気アニメにも出演した。

 落合:「ちびまる子ちゃん」には焼きそば屋さんの役で出演しました。「焼きそばうまいよー」というセリフだったと思います。「名探偵コナン」は刑事の役でした。「タイガーマスクW」では米国レフェリー。基本的に「ワン、ツー、スリー」しか言わないんですけど、米国レフェリーなので英語の発音に近づけようと家で毎日、何百回、何千回と「ONE! TWO! THREE!」って練習してました。それを聞いていた当時2歳の娘が1から3までは英語の発音で言えるようになってましたね(笑い)。

 落合は10年に結婚し、現在は2人の女の子の父親。子供のころからの夢をかなえてプロの声優となった後、父・博満氏にも変化があったという。

 落合:父親になってみて改めて自分の両親の度量の広さはすごかったなと思います。父は4歳の娘に勉強を教えてくれるんですよ。「今日は『かきくけこ』の『か』から『こ』まで書けるようにしよう」という感じで(笑い)。ボクの仕事について母はいろいろ感想を言ってくれるんですけど、父からは何か言われることは一切ないですね。専門学校に通っていたときは「声が小さい」「カツゼツがおかしい」と言われたんですが、プロになってからは一切言わなくなって…。何でだろう?と思っていたらある日こう言われたんです。「プロの人間に対してプロじゃない人間がどうこういうのは失礼。だからオレは何も言わない」って。

 今年は落合にとって飛躍の一年となった。プロ野球の世界を舞台にしたアニメ「グラゼニ」で主人公の凡田夏之介、相撲アニメ「火ノ丸相撲」では相撲部部長の小関信也、「HUGっと!プリキュア」ではイケメンキャラのチャラリートとアニメの吹き替えを中心に大活躍中だ。

 落合:「グラゼニ」では契約更改のシーンが出てくるので、父に「どんな流れでやるのか」などいろいろと聞いたんです。「オレのときはこうだった」と教えてもらったんですが、凡田夏之介は年俸1800万円の選手。あまり参考にはならなかったですね(笑い)。父は相撲が好きなので「火ノ丸相撲は面白い」って言ってました。相撲はほんの一瞬で勝負が決まるじゃないですか。アニメだと心の吐露や回想シーンが入るんです。そういう場合でも相撲独特の息遣いや一瞬で決まる競技のリアリティーが伝わることを心に置いて芝居をしています。「HUGっと!プリキュア」では初めてイケメンキャラを演じてます。最初はプリキュアの敵だったけど味方になっていく。子供が喜んで見てくれてますね。

 現在放送中のドラマ「下町ロケット」では俳優としてもデビュー。帝国重工の田辺海斗役で阿部寛らと共演した。

 落合:「下町ロケット」はいい緊張感がある現場でした。声優は台本を持ちながら演技をしますが、俳優はセリフを覚えて、それをそしゃくして消化したものを演技として出さないといけない。(水原宇宙航空部本部長役の)木下ほうかさんがいろいろなことを教えてくださって助かりました。(主演の)阿部寛さんとも、俳優と声優のお芝居の仕方の違いなどについてお話しさせてもらいました。共通してる部分を改めて認識させてもらったり。とにかくめちゃめちゃいい刺激になりました。

 声優として順調にキャリアを重ねている落合だが、この先かなえたい夢が3つあるという。

 落合:やっぱりロボットに乗る役はやってみたいですね。男の子の憧れなので。外国映画の吹き替えだとターミネーターになりたいです。自分が声優になりたいと思ったきっかけがターミネーターですから。ナレーションでは「珍プレー好プレー」をやってみたい。父が出ている場面にボイスオーバー(映像の原音を残しながらセリフやナレーションをかぶせる表現手法)でやったら楽しそうじゃないですか(笑い)。

☆おちあい・ふくし 1987年8月20日生まれ。東京都出身。国士舘大学卒業後、アミューズメントメディア総合学院を経て、2015年4月から青二プロダクションに所属。同年、アニメ映画「シンドバッド」で声優デビュー。父は元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏。

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