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ハロウィーンで乱れる渋谷「露出する女」「触る男」どっちが悪い? コスプレ女性30組に聞いた


渋谷・スクランブル交差点では、警察官が通行人を誘導し混乱防止に努めた

 31日のハロウィーン当日の東京・渋谷は猛烈な人出で大混乱に陥った。渋谷では27日夜から28日にかけてもハロウィーン騒ぎで一部群衆が暴徒化し、ハレンチ行為が多発。今回も懸念されていた痴漢はなくなることもなく、またも逮捕者が出る事態に。女性は痴漢の被害者であるが、一方で過度な露出のコスプレ女性を批判する“自己責任論”も噴出している。本紙は当事者であるコスプレ女性らに緊急アンケートを実施。痴漢する男が悪いのか。女性にも問題があるのか。結果は意外なものだった。

 平日にもかかわらず、ハロウィーン当日の31日は仮装した若者と外国人が渋谷に殺到した。午後6時には、街の象徴・スクランブル交差点につながるセンター街を移動するのも困難になるほどの芋洗い状態になった。

 27日夜から28日には痴漢行為などが横行し、5人が逮捕された渋谷。懸念された31日も、警視庁は痴漢や窃盗、暴行などの疑いで男4人を現行犯逮捕した。

 犯罪行為は許されないが、「渋谷が痴漢される場所と理解しながら、露出する女性も悪い」という“自己責任論”も世間で強く唱えられている。本紙は31日、当事者であるコスプレ女性約30組を緊急取材。「男が悪いのか。女の自己責任か」。考えを聞いた(すべて仮名、敬称略)。

 バニーガールのルリ(21)は「生脚にしようと思ったけど、旦那に『男よけになるから、濃い黒タイツをはけ』と言われた。触るほうが絶対に悪い」。都内の女子高生メイ(18)は「気をつけなさいと親から言われた。出会い目的でLINEのQRコードを体に貼った女の人がいた」とあぜんとした様子で語った。

 埼玉から来たバンパイア花嫁姿のフリーター・おとは(19)は「普段できない格好をして楽しむ場所。触る場所ではない。露出してても『触っていいよ』とは言ってない」と憤る。首元に「EAT ME(食べて)」のタトゥーシールを貼った「不思議の国のアリス」の都内私立高の3年生(18)も「女子高生最後の思い出をつくりにきた。痴漢はイヤ」とキッパリ。

 まっとうな意見に思われるが、痴漢糾弾派は約3割と少数派。約6割は自己責任論を支持した。色気を控えたパンプキンの着ぐるみ姿のアヤノ(20)は「この姿だと痴漢されない。おっぱい出すのが悪い」。ミニチャイナ服のラム(21)は「股に腕を入れて持ち上げられたけど、触られるのはエロい格好してるから」とめげない。

 残り約1割の層はブッ飛んだ女性たちだ。バニー女子高生のモエ(18)は「渋谷は触るのも合法。イケメンが相手なら気にしない。彼氏いないから出会いも欲しい。売れる若さがあるうちに楽しむ」と割り切る。

 ハイレグで胸も尻も出したセリ(18)とアゲハ(18)はファッションビル「109」前で大勢からカメラを向けられていた。「痴漢を積極的に受け入れている」というセリは「もう100人くらいから触られてる。自己責任? 露出してる女が悪いに決まってる。こっちは逆に声かけて来た男のを握ってる。喜ぶよ」と話す。すぐ隣では女性DJポリスが「痴漢、スリ、ひったくりが多く出ています。気をつけてください」と叫んでいるが、彼女たちには馬の耳に念仏である。

 女性の中でも、自己責任論が主流となる結果は意外だった。

 一方、この日は円山町のクラブ街でSOD専属のセクシー女優によるイベントも開かれた。避妊具を模したゴミ袋を配布するなど、ポイ捨てを減らす「ドエコ活動」を展開して3年前から渋谷の環境美化に貢献している。今年6月デビューの唯井まひろ(18)も「2年前に渋谷のハロウィーンで痴漢されました。サラリーマンのかたにお尻をもまれた」と被害を明かす。そのうえで「どっちが悪いか? 痴漢は良くないけど、どっちもどっち。コスプレするなら割り切る。『オシャレは我慢』って言うじゃないですか」と続けた。

 だが、今のままでいいとは思っていない。衣装を着て街中を回遊するだけ、バカ騒ぎするだけの現状から抜け出して「ハロウィーンで渋谷に来る目的をつくることです。飲食店で限定のメニューを出したり、屋台を出したり、イベント化してしまえばいい。早く誰かが管理してくれるといいですね」と考える。

 来年以降も騒ぎたい人は増すはずだ。規制よりもバカ騒ぎしたい人々を踊らせるステージの中で管理するほうが良策ではないだろうか。

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