女優の岸明日香(26)が結婚詐欺師役で出演した映像配信サービスdtvの連続ドラマ「不能犯」(第5話)が19日、放送された。同作は「グランドジャンプ」(集英社)に連載中の人気コミックで、2月1日には松坂桃李(29)、沢尻エリカ(31)のダブル主演で映画も公開される。ドラマはそれと連動する形で製作された。
  
 ——悪女役が板についている

 岸:この1年間、表裏の落差が激しい悪女役のオファーが多かった。表向きはぶりっ子で、裏では女の武器を使うような。なんでかな。そう見えます?(笑い)。

 ——女子力が高い女の子っぽい性格に思える

 岸:よくそう言われるけど、実は家の中ではいつも、すっぴんに、ちょんまげ。スエットを着て、うどんをすすっている。いわゆる“干物女子”で、男性が見たらガッカリするかも(笑い)。

 ——夢が壊れた

 岸:ジェラートピケ(ルームウエアブランド)を着て過ごすタイプと思われるが、普段はずっともも引きをはいている(笑い)。

 ——すっかりだまされた。さすが結婚詐欺師!

 岸:ハハハ。実際は男性をだまそうと思ったことなどないので、結婚詐欺のニュースを見たり、映画「後妻業の女」を参考にイメージを膨らませた。一番役立ったのは友達の話。男性にだまされて、婚約破棄になったと聞いた。とても勉強になったので、私はだまされないと思う。

 ——ところで、主演の松坂君の印象は

 岸:初めて共演させていただいた。とても紳士的で優しいオーラを感じた。私は人見知りなのに、とてもやりやすくてありがたかった。原作を読んでいたので、宇相吹(松坂が演じる殺し屋)そのものだと感じてビビった。それくらい鬼気迫っていた。あの目を見つめると、思わず狂わされてみたい気持ちになる。負けちゃダメだと自分に言い聞かせて演技した(笑い)。

 ——松坂君に勝るとも劣らない熱演だった

 岸:今後は悪女を極めて、どうせなら殺人鬼役をやりたい(笑い)。いや、やっぱり恋愛したいかな。恋愛モノでまだ恋が実ったことがないので、一度くらい成就させたい。

 ——去年は歌手デビューも果たした

 岸:実は演歌好きで、幼稚園のころからよく演歌番組を見ていた。そのころの夢は演歌歌手になることだった。北島三郎さん(81)の大ファンで、コンサートにも行っている。歌手デビューしたからには演歌に挑戦したい。

 ——目指せ、北島ファミリー入り

 岸:頑張ります!

 本作はマインドコントロールで人を操り、死に追いやる不気味な殺し屋・宇相吹正を松坂が演じる新感覚スリラー。天敵の刑事・多田友子には沢尻が起用された。元AKBの永尾まりや(23)がAV女優役に挑み、体当たりで濡れ場を演じるのも見どころだ。岸は映画への橋渡しとなる特別編の第5話(19日配信)に出演した。