演歌歌手・北島三郎(81)が5日、都内の所属事務所で年頭のあいさつを行い、2018年への意気込みを語った。

 大みそかは自宅で過ごしていたという北島。

「オレもお世話になっていた『年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)を見て、紅白も見た」

 紅白はすでに卒業した身だが「時代の流れを感じる。芸能界の流れを感じるね」としみじみ。最近の紅白は演歌・歌謡曲の歌手が激減していることをさみしく思っているが、一方で「構成も良かったし、うまくやってたと思う」と語り「昔を振り返るような人も楽しめる番組であってほしいね」と本音を漏らした。

 近年は体調面の不安もあったが「だいぶ良くなってきたしね」と今年は歌手活動に、より力を入れるつもりだ。2月には大阪の新歌舞伎座での公演も控えているが、今年は愛弟子の北山たけし(43)が15周年、大江裕(28)が10周年と節目の年を迎える。北島は愛弟子の2人に記念曲を作曲する予定で「北山は迫力ある曲が出ます」とまずは制作面での活動を充実させる。

 歌以上に昨年、話題となっていたのが所有馬のキタサンブラックだ。最後のレースとなった有馬記念でも有終の美を飾り、歴代獲得賞金1位となった。「新馬戦を走ったのが2015年の1月31日。それから3年間、本当によくがんばったよね」としみじみ語った北島。今後は種牡馬として新たな道を進むが「これからブラックの子供も出てくるからね。ブラックを超えるような馬が出てくるかどうか分からないけど、楽しみにしたい」と馬主としてもさらなる飛躍を誓った。