サブちゃん 有馬記念で感謝のまつり熱唱「体調は大丈夫」

2017年12月21日 21時23分

武豊と握手する北島オーナー

 暮れのグランプリ「第62回有馬記念」(24日、中山競馬場)で引退するキタサンブラックの北島三郎オーナーが21日、都内のホテルで行われた「有馬記念フェスティバル レセプションパーティー」で“愛息”への思いを告白した。

 公開枠順抽選会で武豊騎手が去年の1枠1番に続き、1枠2番の好枠をを引き当てた。北島オーナーは「去年を思い出します。いいとこ引いてくれてね。自分の子供がどっか行ちゃうような寂しさを感じますが、かわいいあの子の道を考えました」と語り始めた。

 愛馬の生きざまを、はるばる北の海峡を渡って上京し、大輪を咲かせた自らの半生に重ね合わせ「あるインタビューで、おふくろが『うれしい半面、自分の子供ではなくなったような気持ちです。皆さんで育ててください』と私のことを話していました。ブラックも皆さんに愛されて、自分の子でなくなりました」と言及。

「立派に咲かせてくれた花を散らせたくないです。迷いに迷って最後にしました。皆に愛してもらって、無事にゴールに入ってくれれば私は満足です。皆さんの期待通りに頑張ってくれればうれしいけど、あとは武さんに任せました」と武騎手にすべてを託した。

 続けて「関西の出身ですから、関東の皆さんにお別れのあいさつをして、改めて1月7日に京都で引退式を行います。無事でこれまで走ってくれた息子にありがとうと言いたいですね。ランして入ってきた時に私は泣くんじゃないかと心配しています。子供はかわいいので、出会った当時から考えるとたまらない寂しさはあるが、これからの旅立ちを応援したいと思います」と、種牡馬として第2の人生に入る孝行息子にエールを送った。

 恒例となった競馬場での「まつり」の披露については「歌えというファンの雰囲気が出るんじゃないか。陽気なんですぐ声が出ちゃうんです。歌っちゃうでしょ、多分。感謝を込めて歌います。体調は大丈夫」と準備万端の様子。

「清水久調教師からも、いい具合にきていますといわれています。皆さんも寂しく思わないで、彼のこれからの道を応援してやってほしいですね」とファンに呼びかけた。

 また、「2017年度ロンジンIFHA国際功労賞」を受賞した武騎手に「すばらしい功労賞おめでとうございます」と声をかけて、がっちり握手を交わし「普段会う機会はないが、陰ながら応援しています。最後のレースなので、本当に頑張ってください。よろしくお願いします」と頭を下げた。