“スーパー銭湯アイドル”として人気の歌謡コーラスグループ「純烈」が9日、都内で単独コンサートを開催した。

 2007年に結成された純烈は酒井一圭(42)、白川裕二郎(40)、小田井涼平(46)、友井雄亮(37)、後上翔太(31)の5人組。全国のスーパー銭湯を中心にライブ活動を続け、主に熟女世代に大人気だ。

 リーダーの酒井は「今年は“スーパー銭湯アイドル”と呼ばれるようになって、ワイドショーやバラエティー番組に呼ばれるようになった。お客さん、業界の方から『紅白、紅白』と言われるようになった」と明かす。

 純烈は、この日ゲスト出演した演歌歌手の三山ひろし(37)と同じレコード会社に所属。酒井は「レコード会社にも(紅白出場)枠があるんじゃないか、と思う。北島三郎さんが出なくなって、三山さんが紅白に出るようになった。僕らの目標である三山さんが、実は(出場枠を争う)敵なんじゃないか」と3年連続紅白出場を狙う三山をライバル視。「三山さんにここで『紅白の席を譲ります』と言っていただきたい」と迫った。

「演歌界は長年、紅白での世代交代を求める声が上がっていた。最近になって、ようやく三山や山内惠介など、フレッシュな歌手が紅白に出場するようになってきた。純烈は、紅白の演歌・歌謡枠にさらなる新風を吹き込むか注目されている。今年は氷川きよし、『三代目 J Soul Brothers』を抑えて、オリコン総合チャート1位を獲得。元戦隊ヒーローが4人いる異色イケメングループということでも注目されている」(音楽関係者)

 3日放送のフジテレビ系「ダウンタウンなう」に出演した際には「紅白出場も有力」と紹介された。熟女たちがノリノリで熱狂する銭湯ライブ映像を見た坂上忍(50)も「今年、紅白出れるんじゃないか!」と驚きながら話していた。