演歌界の大御所・北島三郎が望む「紅白改革」とは

2017年09月27日 16時30分

記念式典に出席した北島三郎

 演歌界の大御所・北島三郎(80)が25日、都内で行われた日本作曲家協会創立60周年記念式典に出席した。

 毎年末の「日本レコード大賞」を主催している日本作曲家協会が、今年で創立60周年を迎えたことを祝したパーティーで北島は、近年の音楽界について「歌手になるのも簡単。辞めるのも簡単になった」と言及。CDが売れない時代、各アーティストやレコード会社は楽曲そのものを押し出すより、ユニークな試みやイベントでのマーケティングによる販促を取り入れており「その後に歌を聞いてもらっている」と分析した。

 そんな状況を“御大”は憂うのではなく「世の流れ」ととらえ、受け入れている。「若い人たちの歌が、どんどん盛り上がっていけばうれしく思う」と若い世代のアーティストを激励した。

「古参のレコード会社関係者や年配の演歌ファンは“最近の歌手は似たりよったり”“歌詞がよく分からない”などとボヤきがち。演歌界のトップに君臨する北島さんは、そういった嘆きに同調していると思われがちだけど、むしろ逆で、若い世代の歌手を一貫して応援している。音楽を愛するがゆえに衰退するのは見たくないようで、音楽シーンを支える若い世代にどんどん育ってほしいようだ」(音楽関係者)

 2013年を最後に勇退したNHK紅白歌合戦に対しても、同じような意見を持っているという。

「旧態依然とした紅白を積極的に改革してほしいと思っているようだ」(同)

 北島の思いが通じたのか、近年の紅白は企画コーナーで趣向を凝らすことが増えた。ただ昨年は、タモリ(72)とマツコ・デラックス(44)を担ぎ出したものの「意味不明な寸劇」との批判を浴びた。今年は“御大”の願いは通じるだろうか?