歌手の氷川きよし(39)、司会者の徳光和夫(75)らが30日、都内の美空ひばり記念館で「美空ひばり生誕80周年記念 熊本地震・東日本大震災復興支援チャリティーコンサート だいじょうぶよ、日本! ふたたびin東京ドーム」(4月5日)の発表記者会見に出席した。
ひばりさんの23回忌にあたる2011年には、東日本大震災の復興を支援するために同イベントが行われており、氷川も出演した。
氷川は「憧れのひばりさんの素晴らしい作品を、感謝の思いを込めてがむしゃらに歌った。僕が言うのはおこがましいかもしれないが、人生を歌で伝えるために生まれたひばりさんの歌を後世に歌い継いでいくことが、僕の使命だと感じている」と、尊敬するひばりさんへのあふれる思いを告白した。
続けて「僕もひばりさんのように、歌を歌い継いでもらえるような歌手になるのが目標。ぜひ、生前に一度、お目にかかりたかった」と語った。
ひばりさんの長男でひばりプロダクション社長の加藤和也氏(45)は「もし会われていたら、氷川さんがお忙しいなか、ひばりからしつこく電話がかかって叱咤激励されたと思う」と笑わせた。
もはや“伝説”となっている東京ドーム公演「不死鳥~翔ぶ!!新しき空に向かって」は、1988年4月11日に行われた。ひばりさんは歩くのもやっとという体調の中、病からの復活を期し、命を削りながら魂の歌声を振り絞った。
加藤氏は「ひばりの晩年、全力で歌える最後の舞台と思って臨んだステージ。あの場所で2回もコンサートが開けるなんて、本当に感謝しかない」と感慨深げだった。
当日は五木ひろし(68)、AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅ(24)、さだまさし(64)、天童よしみ(62)ら超豪華メンバーが勢揃いする。