アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」(仙石みなみ=25、古川小夏=24、森咲樹=23、佐藤綾乃=21、佐保明梨=21、関根梓=20、新井愛瞳=18)が8日、東京・千代田区の日本武道館で「アップアップガールズ(仮)日本武道館超決戦 vol.1」を開催した。

 ハロプロエッグ(現研修生)出身で、どこのグループにも所属できずにハロプロを“戦力外通告”されたアイドルで結成されたグループが、夢の武道館公演を実現させた。

 初武道館ライブは、この日のために空手黒帯を取得した佐保の「氷柱割り」でスタートするといった奇想天外ぶり。気合の入った手刀を繰り出し、見事に成功させた。

 佐藤は「武道館、めっちゃ気持ちいい~! 武道館に集まってくれた4158人のファン、ありがとうございました!」と喜びをかみ締めた。

 ライブでは歌手・小林幸子(62)との“コラボレーション”も実現した。小林が2006年の紅白歌合戦で使用した衣装(装置)「火の鳥」の一部を借りてきた。直談判にあたった森は「なんとか借りてくることができました!」。

 装着する幸運に恵まれたのは佐保だった。ソロ曲「Abyssal Drop(Akari Saho Vocal Ver)」で大きな天使の羽を装着した佐保が5メートル上まで上昇。武道館に天使が舞い降りたような幻想的な雰囲気を醸し出した。

 その後は人気曲「アッパーレー」や「アッパーカット!」でファンを盛り上げ、最後は「サマービーム!」で締めくくった。

 サプライズ発表として妹分にあたる「アップアップガールズ(2)」オーディション開催も決定。仙石は「夢をかなえたい人を募集します!」と宣言。最後までアプガらしいハチャメチャなライブだった。