三重県津市出身で「みえの国観光大使」を務める歌手・山川豊(57)が9日、東京・中央区の「三重テラス」で、伊勢志摩サミット(26、27日)の開催を記念したトークショー&歌謡イベントを行った。

 デビュー35周年記念曲「再愛」を熱唱した山川は、「三重県の人はあまり前に出るタイプじゃない。耐えて耐えての努力型」と演歌を地で行く県民性をアピールした。

 父が漁師、母が海女の家庭に育ち、小さいころは潜って取ってきたアワビがおやつ。兄の鳥羽一郎(64)は魚を突くのが上手だったとか。「鳥羽の辺りはカキ小屋などがある。焼きガキなどの海産物を食べ歩くのがいいのでは」と、おすすめの観光コースを明かした。

 山川といえば、ボクシングトレーナーのライセンスを持つ、芸能界きってのボクシング通。先月、12度目の防衛に失敗した前WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(36)に関し「今は連絡が取れない。落ち着くまでそっとしておく」とコメント。以前から親交があるが、去就に注目が集まる前王者に敬意を表し、静観する考えを明かした。

 一方で、前日(8日)に2度目の防衛を果たしたばかりのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23)を「怪物だよ。12Rを経験してよりいっそう強くなる」と称賛すると、「ローマン・ゴンサレスとやっても面白いんじゃないの」と、無敵の3階級王者との対戦を熱望した。