中村美津子“周年競争”抜け出しヒット狙う

2016年03月27日 10時00分

中村美律子

 デビュー30周年を迎えた演歌歌手・中村美律子(65)が25日、都内の土佐料理店で記念曲「土佐女房」の発表会を行った。


 高知名物料理のカツオのたたきを作るため「ワラ焼き」にも挑戦した中村は「前に向かっていちずに走り続けた30年。早かったかな。でも、私にとっては、通過点だと思っている」と振り返った。高知観光特使にも3月に任命されており「曲がヒットすることが高知のPRになるのではないでしょうか」と意気込んだ。


 今作は作詞家・故石本美由起氏の遺作で、漁師の女房を歌っている。


 キングレコードの中田信也ディレクターも「石本先生から18年前にもらった。勝負どころで使おうとずっと温めていた」という。中村にとっては30周年を飾るにふさわしいまさに“勝負曲”だ。


 演歌界に限らず、「○周年」は、歌手にとって力の入る1年。しかも、今年は名だたる演歌歌手が“節目の年”として、記念曲ですでに勝負に出ている。30周年は中村と坂本冬美(48)。35周年には山川豊(57)、原田悠里(61)と続き、川中美幸(60)は40周年だ。


 周年には本人はもちろんのこと、スタッフも一丸となって年末の紅白出場や賞レース獲得を目指し、例年以上に活発に動くのが通例だ。これから年末に向けて熱い戦いが予想されるが、ある音楽関係者は「演歌が厳しいなんていわれているが、戦いが熱くなればなるほど、あの手この手を考えてくるもの。当然、歌手も露出を増やしてくるだろうし、この“周年の戦い”は演歌界全体を盛り上げてくれるかもしれない」。


 中村を含め、ヒット曲誕生に大きな期待がかかる。