“メガ幸子”が壊れた。「第66回NHK紅白歌合戦」リハーサル2日目(30日、東京・渋谷区のNHKホール)、特別枠で4年ぶりに紅白に出演する小林幸子(62)の〝巨大衣装〟が故障するハプニングが起きた。

 白の超ロングドレス姿の幸子も「え~!」と動揺するしかなかった。ステージ上で行われたカメラリハーサル。「千本桜」を歌う小林の後方から登場する名物の“巨大装置”メガ幸子が突如、故障した。徐々にせり上がっていったが、3秒ほどで下がってしまったのだ。

 すかさず番組スタッフからストップがかかる。心配そうな顔を浮かべる小林は、白組司会の「V6」井ノ原快彦(39)から「装置ですもんね」とフォローされると、「衣装です!」とキッパリ。ようやく笑みを浮かべた。

 カメリハ後に取材に対応。小林は「ビックリしちゃって」と目を丸くして、メガ幸子の不調の理由も「分かりません」と苦笑いするしかない。小林の関係者も同じく「分かりません」と首をひねるばかり。この日夜のうちに修理するという。

 それでも小林は「リハーサルで(メガ幸子が)完璧な時は失敗している。(本番で)電飾がつかなかったり、ウインクが片方だったり」と前向き。リハーサルで失敗したほうが、本番でうまくいっているからだ。

 故障にも「(紅白で)7年ぶりのメガ幸子だから、恥ずかしいって降りたんでしょうね」とジョークを飛ばす。装置は桜の木をイメージしており、重量は5トンで、最高の高さは9メートル、最大の幅は7・2メートルにも及ぶ。

 ただ「本番は祈ってください。やっぱり怖いですよ」と本音もチラリとのぞかせた。