ロックバンド「フラチナリズム」が16日、都内でメジャー1stシングル「KAN&PAI―THE WORLD―」の発売記念イベントを行った。

 音楽界では現在、歌手・平浩二(66)の楽曲「ぬくもり」の歌詞が、人気バンドMr.Childrenのヒット曲「抱きしめたい」に酷似しているとして、CD回収騒動が起きている。

 実はフラチナもインディーズ時代に作った曲で、人気お笑いコンビ「テツandトモ」のネタをパクったとして盗作騒ぎを起こしたことがある。

 自由自在に声色を操る特技の歌まねで、ものまね番組に出演経験のあるボーカルのモリナオフミは「ノリでものまねをしてしまった。インディーズ時代には何ごともなかったが、メジャーに上がった途端に問題になってしまった。真摯に謝罪して解決し、今はクリーンにやらせてもらっています。ご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。

 フラチナは、宴会ノリの芸風がゴールデンボンバーに似ているとの指摘もある。モリは「エンターテインメントを見せようという姿勢は同じ。ただ、こちらは楽器を弾いているし、やや器用。もし、今後戦う時がきたら、ぶっ倒してやろうと思う。いざとなれば、ものまね勝負に持ち込んで勝てる」などと自信をのぞかせる。

 同バンドは八王子で結成され、地元で流しをして腕を磨いた。流し出身で八王子(在住)とくれば、いわずとしれた演歌の帝王・北島三郎(79)だ。所属レコード会社まで同じため、メンバーは心から北島を尊敬しているという。

 モリは「いつかお会いしたい。北島さんはいつも高尾山の豆まきに出演されるので、頑張って僕らも出られるようになりたい」とコメント。

 大の競馬好きのギター田村優太は「有馬記念は(北島所有の馬)キタサンブラックに全財産をつぎ込んで一点買いする」と、すべてをかけて一獲千金をもくろんでいるという。