歌手・小林幸子(61)が18日、都内で映画「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」(20日公開)の公開記念イベントに真っ赤な衣装で登場した。

 この作品はシリーズ完結編で、主人公のカットニス率いる革命軍がラストの最終決戦に挑むことにちなんで“ラスボス”の愛称を持つ小林に声がかかった。革命軍の象徴でもある高さ6メートルの巨大な鳥のオブジェに小林の掛け声とともに火が付くと、爆音が鳴り響き、「ビックリした。結構、熱いです」と笑ってみせた。

 ただ先日、フランス・パリで残忍なテロ事件があったばかり。そのタイミングで、ビルに囲まれた都心の空き地での何発にもわたる爆発音に火柱だ。「何ごとか?」と辺りのビルからのぞき込む人たちが出るほどの音量だったためか、驚いた人が通報。現場には数人の警察官が駆けつける騒ぎとなった。

 とはいえ、このイベントではガスや火薬などを使うため、当然ながら消防、警察には事前に連絡済みだった。消防署員立ち会いのイベントで、安全面は十分考慮されていたのだ。

 映画にちなんで「戦い」について聞かれると小林は「人生そのものが戦いだと思う。私は芸能界、歌の世界という中で自分自身と戦っている」としみじみ。また、この映画は完結編だが「私は完結しません。まだまだ新しいジャンルへ挑戦しようと思っている」とも話した。

 ラスボスという愛称も「いまでは街を歩いていても『ラスボス!』と声をかけられる。ファンレターにも『ラスボス様』と書かれるようになった」と広く浸透していると喜んだ。