演歌歌手・小林幸子(61)が25日、さいたまスーパーアリーナで開催された「ニコニコ超パーティー2015」に登場。「夕陽ケ丘に咲いた花は」「脳漿炸裂バーサン」の2曲を熱唱した。

「ラスボス」の愛称でネット層のハートをガッチリつかんでいる小林が、赤いドレス姿で登場すると、ファンは大歓声を上げながらサイリウムで赤一色に染めて応援した。

 2曲目の「脳漿炸裂バーサン」では、「ラスボス」の名に恥じぬ全長10メートルを超える巨大カタツムリのペット“つむこ”に乗ってパフォーマンス。

 歌唱後、小林は「廊下でエヴァンゲリオンって言われちゃった」と苦笑い。紫色のど派手なドレスと王冠姿については「私はペットのかたつむりの母。イメージとしてはかたつむりの女神です」とコンセプトを明かしたが、「たったいま思いついた。何言ってんだろう、私…自分でびっくり。何か言わなきゃと思って」と照れ笑いを浮かべた。

「つむこ」の登場は2008年の公演で披露して以来で、「つむこはペットです。『つむこ!』って呼んでくれてうれしい。小林幸子=面白いって思っていただけたら。楽しいと笑顔になるのがいい。これは必要なことです」。

 今年も残すところ2か月余り。「今年は本当に新しいジャンルの方たちと出会って、仕事ができた。もうすぐしょこたん(中川翔子)とコラボしたシングルも発売(28日)されますし、今までにはない新しいオファーを頂いた。そういうきっかけはネットのみなさんと培ったものから波及したもの。新しい人、新しいジャンルの人と巡り会えたことに感謝します」と充実した表情で振り返った。

 さらに来年に向けて「進化していく小林幸子を自分自身でも見つけていきたい」と抱負を語った。