デビュー38年を迎えた演歌歌手・北川裕二(68)が現地時間19日にロサンゼルス、21日にラスベガスで、演歌コンサートを開催する。

 この公演は、現地の日系カラオケ同好会の呼びかけにより実現したもので、コロナによる延期を経て3年越しの開催となる。

 2009年に師匠で作曲家の弦哲也氏、演歌歌手の川中美幸と初めて参加したロサンゼルス公演での北川の歌声と優しい人柄が、在米の日系の人々の心をつかみ、今回の単独公演が決定したもの。公演に合わせ、現地のファンから「沁みる」と話題になっている「海を渡った人生」のミュージックビデオも17日から公開となる。

 この楽曲は、1972年の22歳の時にアメリカに渡って不動産投資家としてアメリカンドリームを成し遂げた藤本章氏の半生を歌ったもので、幅広い層に「沁みる」と話題になっている。

 出発を前に北川は、 「コロナ禍で3年も延期になり、やっと実現できてうれしい。脊柱管狭窄症でまだ普通歩行が困難な状況ですが、ロスで待ってくれているみなさんに勇気と元気を与えるため、体が壊れてもがんばってきます!」とコメントした。