今年3月から、声帯ポリープのため療養していた歌手。氷川きよしが24日、公式サイトに動画コメントをアップし、無事に治療を終えて回復したことを発表した。

 氷川は3月4日に公式サイトにて、声帯ポリープのため、しばらく安静が必要との医師の診断を受けたことを発表。その後、3月に予定されていた全国コンサートツアー公演を中止・延期とし、4月6日に東京都・足立区の西新井文化ホールで行われた「第21回長良グループ 夜桜演歌まつり」でも歌唱はせず、トークのみの出演としていた。

 コメント映像では「声帯ポリープのためにお休みをさせていただきまして、大変ご心配をお掛けしまして、申し訳ありませんでした」とあいさつし「励ましのお手紙やメッセージをたくさん頂戴しまして、その真心に感謝の気持ちでいっぱいでございます」とファンからの激励に感謝した。そして「無事に声帯ポリープ切除の手術も終わりまして、もうすっかり回復致しまして、コンサートツアーも再開しております」と活動復帰したことを報告した。

 全国コンサートツアーも22日の奈良公演から再開。24日大阪公演も開催し、6月から明治座など全国4大劇場にて芝居と歌の二本立ての座長公演「氷川きよし特別公演」がスタートする。

 まもなく稽古が始まるという氷川は「現代から18世紀のフランスにタイムスリップしまして、私、子門慧音(しもんけいと)が大活躍するんですが、いろんな人物に変装します。私自身とても楽しみにしているお芝居です」と期待を膨らませている様子。また、第二部のコンサートについても「演歌、ロック、ポップスと、エンターテインメントな世界を幅広い世代の皆さんに楽しんでもらいたい」と語った。

 さらに「劇場公演というとテーマパークだと思うので、色んなものをプロデュースさせてもらったりとか、ワクワクする時間を皆さんにご提供させていただきたいなと今、考えています」とコメント。これまでも圧倒的な歌唱力とパフォーマンスで、ファンを魅了してきた氷川。今回の公演ではどんな〝氷川きよしの世界〟を魅せてくれるのか楽しみだ。

 なお、氷川は来年1月以降、歌手活動をお休みし、リフレッシュする時間を設けることを発表している。その期限は特に決まっていない。