ご当地ソングの女王・水森かおりが19日、福井・若狭町に今月21日にオープンする桂由美記念館「YUMI KATSURA MUSEUM」のオープニングセレモニーにサプライズで登場した。

 世界的なブライダルファッションデザイナー・桂由美さんの名作ドレスを集めた日本初のブライダルファッション・ミュージアム。この日は、一般公開に先立ち、プレス内覧とオープニングセレモニーが開催された。

 桂さんと福井県知事の杉本達治氏の対談のあと、水森が桂さんデザインのドレスを着て登場。お祝いの花束を桂さんに手渡しながら「紅白歌合戦の衣装もそうですし、CDのジャケット写真のドレスなど桂先生のドレスを着させていただくと、自分がお姫さまになった気持ちになります。まだ1回もお嫁に行ったことがないんですけれども(笑)」と笑顔であいさつした。

 6月には、最新シングル「九十九里浜」のタイプC・Dの2枚のシングルを発売。タイプCのカップリング曲には福井県を舞台にした「若狭夕焼け日本海」、タイプDのカップリング曲には初のブライダルソング「バージン・ロード」を収録している。水森は「そのジャケット写真も先生に手がけていただいたすてきなドレスですので、そちらも楽しみにしていただければ」と語った。

 2003年にNHK紅白歌合戦に初出場したとき初めて桂さんのドレスを使用。それ以来、紅白の衣装をはじめ、CDジャケット、コンサートなどで数多くの桂さんプロデュースのドレスを着てきた。ミュージアムを見学した水森は「これまでに先生が手がけられたウエディングドレスは一生分、着させていただいていますが、本番はいつの日やら(笑)。桂先生とお会いするたびに『早く水森さんのウエディングドレスをプロデュースしたい』と言ってくださるので、そのたびに申し訳ない気持ちになります」と話し会場を沸かせた。

 同ミュージアムには、年代ごとのアーカイブドレスや五木ひろし&和由布子、東貴博&安めぐみら有名人夫婦の挙式衣装など約60点を常設展示。シーズンに合わせて企画展も予定している。