【東スポ音楽館】演歌歌手・岩出和也が6日にリリースしたのがシングル「都会の迷子」(作詞・かず翼/作曲・田尾将実)だ。1997年にデビューし、今年2月で25周年を迎えた岩出は、節目の年への思いも語った。
――どんな作品ですか
岩出「都会で恋人と別れて悲しい気持ちを抱えながら、さまよっている女性を描いています。男性がいないのは分かっていても、都会の街の中で捜してしまうという切ない女性の心を歌っています。曲調もちょっとゆったりとしたテンポで歌っていて、アレンジが『愛が生まれた日』をほうふつとさせるので、入りやすいかなって思ってます」
――昨年、リリースしたシングル「夜雨子(ようこ)」のアンサーソングになっているとうかがっていますが
岩出「『夜雨子』は男性の目線で書かれている作品なのでアンサーソングですね。実は『都会の迷子』と『夜雨子』の2曲は2020年に出来上がっていたのです。『夜雨子』の方が演歌っぽい曲だったので、先に出してみようとなりました。ただ、昨年、コロナの影響もあって、あまり歌えなかったのですが、それでも作品が独り歩きしてロングセラーっぽくなっていったので、今年はこの2曲を歌っていこうと、『夜雨子』もカップリング曲にしました」
――デビューして満25年を迎えましたが
岩出「レコード会社のオーディションがきっかけでデビューしたんです。関西代表として全国大会に出たんですけど、その時、右足を骨折していて松葉づえだったんです。準優勝して、1年後に声がかかってデビューできたんですが、松葉づえで出たことがインパクトがあったのかなって考える時もあるし、優勝の方はすぐにデビューしたんですが2、3年後には辞めちゃって。改めて振り返ると、運があったのかもしれません」
――ブログの更新も頻繁
岩出「周りの方に勧められて2019年くらいから始めたんですが、何を載せていいのかなって悩むときもあります。今は見た映画のことや、はまっている飲み物なんかの話を載せています。ファンの方も『見てますよ』って言ってくれるので、喜んでくれているのかな」
――ファンの方へメッセージを
岩出「(コロナ禍の生活も)徐々に通常通りになってくると思いますし、岩出和也を見ていただく機会もこれから増えてくると思います。新曲を含めて、いろいろな曲も歌っていきますので、また皆さんで見に来てください」