【東スポ音楽館】“演歌第7世代”の一人として活躍している演歌歌手・青山新(21)が、2月にリリースしたシングルが「君とどこまでも」(作詞・岸かいせい/作曲・水森英夫)だ。5月8日には東京・日本橋三井ホールで、デビュー3年目にして初のワンマンコンサートを控えている。その意気込みを語った。

 ――新曲はどんな作品

 青山「詞がストレートですよね。『君の歩いてゆく道が 僕の歩いてゆく道さ』といった感じは耳に残るし、歌っていて素直になれる。メロディーは、1980年代の流行歌っぽい雰囲気を感じさせるんです。水森先生から、『新時代の流行歌を作ろう』と言われて出来上がった作品です」

 ――2月には大阪・新歌舞伎座で、先輩の市川由紀乃さんの公演にも出演していましたが、歌ってみてファンの反応は

 青山「ファンの方からは『懐かしい』って言っていただくことが多いですね。『聴けば聴くほどハマっていく』とか『新くんらしさが出ている』『一番好きな曲かも』と言ってくれています。新歌舞伎座のステージでは歌だけでなくて、今回、お芝居で初めて役をいただいたんです。喜劇でお巡りさんの役だったのですが、話の流れで僕がちょっとしたボケをして笑いを取るという、見せ場もつくっていただきました」

 ――最近では演歌第7世代として、若手演歌歌手と一緒に活躍している

 青山「今まで同世代の友達で演歌歌謡曲を一緒に語る友達がいなかったので、仲間ができた感じでうれしいし、楽しいです。同世代ということでライバルでもあるんですけど、刺激になるし、いずれはみんなで演歌界を盛り上げるような存在になりたいですね」

 ――雑誌「JUNON」の4月号に出ていましたね

 青山「グラビアの撮影もあったりして、畑違いというか、自分が出られる雑誌だとは思ってなかったので、ちょっとビックリしました。でも同世代の人たちに演歌歌謡曲を聴いてほしいと思って活動しているので、若い人たちに僕の存在を知ってもらうにはいい機会かな、と。これをきっかけに、歌を聴いてもらえるようになればうれしいです」

 ――5月には初のコンサートを控えている

 青山「3年目で初めてのコンサートなので、今からすごく緊張してます。トークもどんなことを話したらいいのかとか考えてますし、今は先輩のコンサートを見たりして勉強してます。コンサートも新歌舞伎座もそうですが、今年はいろいろ新しいことに挑戦していきたいです」