演歌歌手・北島三郎(78)の所有馬・キタサンブラックが31日に行われた日本ダービーに出走したが、残念ながら14着に終わった。

 勝負服色のネクタイを作り、関係者一堂で締めて臨んだダービーだったが、レースを終えた北島は開口一番、「歌いそびれちゃった」。優勝すればヒット曲「まつり」を歌うと公言していたが、「のどの調子はよかったんだけどね」と残念がった。

「北村(宏司)くんも一生懸命乗ってくれた」と騎手を思いやったが、前半からペースが速い展開に「あれだけ速くなっちゃうとつらいね」と振り返った。愛馬については「先々に夢を持てる馬だし、望みは持っている」と期待を込めていた。

 結果は惨敗だったが、それでも「出走させてもらっただけ幸せだし、よくがんばってくれた。またこういう機会があればなあと思うし、長生きしてチャンスを待つよ」と話した。