演歌界のシンガー・ソングライター、大沢桃子(43)が8日、東京・台東区の浅草ビューホテルでディナーショーを開催した。

 今回で3回目になるディナーショーで、150名のファンの前で大沢は「やっとみなさんにお会いできてよかったです。昨年は仕事がなくて事務所がつぶれると思いました(笑い)。今日はコロナで疲れた心を、少しでも癒やしてくださいね」と話しショーをスタートさせた。

 ステージでは7月に発売したシングル「命の道/愛の魔法」などを熱唱。さらに、演歌歌手・走裕介(48)をゲストに迎えて、11月にリリースしたデュエットソング「二人で乾杯」など13曲を披露した。

 大沢は岩手県大船渡市出身。「今年は震災から10年。自分の命は自分で守るという意味の『てんでんこ』という言葉が入った『命の道』。未来へつなぐため、心を込めて歌います」と力強く歌唱。この「てんでんこ」とは三陸地方に伝わる「命てんでんこ」の言葉で「自分の命は自分で守れ」という意味を持つ。大沢は「命の道」を「防災伝承歌として、これからも歌い続けます」と誓った。

 また、来年4月4日に浅草公会堂にて、コンサートを開催することも発表した。