森山愛子「ひとり風の盆」同じ歌を何度も歌うと歌が崩れてくる…コロナで自分自身を見つめ直した

2021年11月17日 16時00分

森山愛子「ひとり風の盆」
森山愛子「ひとり風の盆」

【東スポ音楽館】演歌歌手・森山愛子が今月リリースしたシングルが「ひとり風の盆」(作詞・かず翼/作曲・水森英夫)。森山が2017年から歌ってきた“ご当地ソングの集大成”と位置付けている新曲だ。

 ――新曲はどんな作品ですか

 森山「静かなメロディーに、女性のはかなさや、男性への諦めきれない思いを歌っています。富山県で300年以上の歴史を持つ伝統行事『おわら風の盆』が舞台で、一緒に見に行こうと約束していた『おわら風の盆』を一人で見に行くことになった女性を描いています」

 ――「おわら風の盆」を見に行かれたことは

 森山「実際には見に行ったことはないんです。この間、新曲発表会の時に、踊り手の格好だけはさせていただきました。毎年9月に行われ、『越中おわら節』の旋律に乗って、踊り手たちが洗練された踊りを見せるという行事なのですが、コロナの影響でここ2年ほど中止になっているので、来年にはぜひ行きたいですね」

 ――17年から「会津追分」「尾曳の渡し」「伊吹おろし」とご当地ソングを歌ってきた

 森山「今回の作品は私にとって、ご当地ソングの集大成として考えています。やっぱりご当地ソングって、歌の舞台の土地の方から『歌ってくれてありがとう』という強い後押しをいただいているというのをすごく実感します」

 ――歌の舞台になった地元のファンも増えた

 森山「『会津追分』では福島の方に応援していただき、『尾曳の渡し』では群馬の方から熱い応援をしていただきました。ただ、岐阜を舞台にした『伊吹おろし』だけはコロナの影響で、一回も現地に足を運ぶことができなかったんです。だからこの曲は、ある意味消化不良な部分もあります。今回の『ひとり風の盆』をヒットさせたら、“森山って昨年は何を歌ってたんだろう”って思ってくれるだろうし、そしたら『伊吹おろし』にも注目がいく。そういう意味でも今回の新曲はヒットさせたいなと思います」

 ――コロナの間はどんなことをされてました

 森山「昔の自分が歌っていた時のユーチューブを見たりしてました。改めて見ると若い時は余裕を持って歌えているなって感じがするんです。水森先生から言われていることの一つに、同じ歌を何度も歌うと歌が崩れてくる、ということがあるんです。確かにおっしゃる通りで、昔の映像を見ることで、崩れているなって思わせる部分があった。今回、改めて昔の映像を見ることで、“原点”に戻り、自分自身を見つめ直すことができました。ファンの方にも、この2年があってよかったねと言ってもらえるように頑張りたいです」

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