演歌歌手・田川寿美が1日、都内でデビュー30周年を記念したコンサートを開催した。

 1992年にシングル「女…ひとり旅」でデビューした田川。この日は、このデビューシングルや30周年記念シングル「雨上がり」など全23曲を熱唱。田川が「デビューの時からの成長を感じていただきたい」というようにコンサートで30周年を振り返った。

 30年間で一番思い出深かったというのが、駆け出しのころ、大先輩の五木ひろしとの1か月公演だったという。「一流の先輩ってすごいんだなって感じるきっかけになった。ヒット曲を作るというだけでなく、自分自身が音楽を勉強して本物のプロの歌手になりたいなというのを思わせてくれたのが、五木ひろしさんでした」と田川にとっては一つの転機になったという。

 30年を「一区切り」と位置付けているが、「これから40年、50年と続けていく上で、演歌のスタイルも変わっていくんだろうと思っている。その変化に期待して、新しい演歌をやっていきたい」と語った。