演歌歌手・水森かおり(47)が11日、大阪・新歌舞伎座で座長公演「水森かおり公演」の千秋楽を迎えた。

 東京・明治座で先月18日から上演し、続く大阪・新歌舞伎座公演も初日から大盛況だった。第1部「笑劇 大正浪漫~令嬢、難儀を引き受ける?~」で、水森は雑誌記者を目指す男爵令嬢の女子大生・円条寺かおりを演じた。水森は「袴も短大の卒業式以来、着たのですが、何か違う自分を見るようで恥ずかしかったです。大きいリボンもつけたりして(笑)。でも、すごく楽しかったです」と笑みを見せた。

 第2部のコンサートでは、歴代の紅白衣装を日替わりで着用するという試みも。千秋楽のステージでは2016年の紅白で着た白の衣装で、大ヒット曲「鳥取砂丘」や「熊野古道」。19年の紅白で着た紫の衣装では、「釧路湿原」「五能線」、最新曲「鳴子峡」などヒット曲ばかり全13曲を熱唱した。「今日は紅白衣装をまた皆さまに楽しんでいただきましたが、今年も19回目の紅白出場を目指して『鳴子峡』で頑張っていきます」と新曲のさらなるヒットを誓った。

 また、第1部の芝居で共演した同じ事務所の岩佐美咲と辰巳ゆうともステージに上がり、3人のコラボで大阪を舞台にした昭和の名曲カバー。辰巳とは「ふたりの大阪」を。岩佐とは「雨の御堂筋」をデュエットし、3人で「大阪ラプソディー」を披露した。