歌手・氷川きよし(43)が8日、東京・中野区のサンプラザホールで「氷川きよしスペシャルコンサートツアー 2020―2021~Never give up~」と銘打ったコンサートを開いた。

 コロナ感染症防止対策のためソーシャルディスタンスを保ち、客席を通常の半分に制限。約1000人の熱烈なファンが詰めかける中「大丈夫2020」でオープニングの幕を開けた。「この中野サンプラザは、2001年7月に初めての単独コンサートを開いた思い出の場所です。みなさんのおかげで、またこのステージに立たせていただくことができました。今日はこのコンサートでひととき、現実から少し離れていただき、夢の世界、浪漫の世界を楽しんでください」とあいさつした。

 青アマビエ、黒タキシード、白マントの洋装や紋付袴の和装など様々なコスチュームを披露しながら新曲「南風」や、この日発売のニューアルバム「南風吹けば」に収録の「星空のメモリーズ」「紫のタンゴ」など24曲を熱唱した。

 ニューアルバム「南風吹けば」について氷川は「アルバムを出させていただくのは、歌手としてすごく励みになります。1年半ぶりの演歌・歌謡曲主体のアルバムで、全部で12曲入っていますが、このアルバムを聴くといろんな気持ちになれますし、歌詞カードを見ながら皆さんがその歌の主人公と同じ気持ちになって聴いていただくと、ワクワクして、楽しいと思います。すべてが癒やしの曲になっていますので、ぜひお聴きください」と話していた。