演歌歌手の長山洋子(52)が21日、シングル「あの頃も 今も~花の24年組~」の発売を記念し、東京・新宿区の花園神社でヒット祈願を行った。

 シャンソン風のアレンジで、昭和24年前後生まれの、団塊世代へエールを贈る楽曲になっている。「その世代の方々は、いろんな経験をされていて、いまも現役バリバリでご活躍されている方ばかりで、そういう意味では、私たち後輩もいろんな刺激をいただいて育ってきていますので、そんな思いがいっぱい詰まった作品です」と話した。

 拝殿で、新型コロナウイルス感染鎮静を願いながら新曲ヒットの祈祷を受けた長山は「前作から1年ぶり以上になり、待ちに待っていた新曲ですが、世の中もコロナで様変わりしていますので、気持ちも新たに、新鮮な思いで祈願させていただきました」と晴れ晴れとした笑顔を見せた。

 長山もコロナの影響でコンサートをはじめ、歌の仕事が次から次へと中止になり、自宅での自粛を余儀なくされた。「これから先、一体どうなるんだろう」と不安に駆られたというが、「『これは、神様から与えられた休憩の時間なんだ』と気持ちを切り替えたらすーっと楽になった。それからは自分で毎日声出ししたり、トレーニングをしたりして自主トレに励みました」という。

 昨年は、初期の乳がんを患い、ファンやスタッフらを心配させたが「去年の夏に病気してから1年以上がたちますが、1年検診も異常なしと言われましたので、いまはとても元気です」と健康をアピールした。