演歌歌手の北島三郎(77)が31日、都内で行われた「『平成25年度日本クラウン ヒット賞』贈呈式」に出席した。


 50年間出場した「NHK紅白歌合戦」を勇退したことに触れた北島は「誰かが幕を開いて、誰かが幕を引いて変わっていかないといけない」と改めて卒業の理由を明かした。


 紅白の今後についても熱く語る。「実現されるか分からないけど、耳で聴く紅白ではなく、目で見る紅白はどうか。『楽しかった』『キレイだった』と言われる紅白になればいい」


 紅白担当のNHKの職員たちとも話したそうで「(歌)合戦ではなく“歌謡ステージ”“歌の祭典”とかでやってくれればいい」と提案。


「合戦というと、どうしても(家族間で)『あれを聞きたい、これを聞きたい』とか『(曲が)分からない』という会話が出てきちゃう。目で見てキレイだなと楽しんでもらえればいいんじゃないか」と続けた。


 囲み会見ではシングル「まさか」「Mine」で「シングルヒット賞」を受賞した河西智美(22)が登場。


「いつかはソロで(紅白に)出れたらいいな」と目標を掲げると、北島は「孫と同い年なんだよ(苦笑い)。これからはこの子たちの時代です。頑張ってね! しっかりやろう」と固く握手した。