演歌歌手の細川たかし(70)が4日、東京都北区の北とぴあで、デビュー45周年記念コンサートを開催した。

 2015年の39回目の出場で「NHK紅白歌合戦」を卒業した細川が、新型コロナウイルス禍で迎える紅白について、私見を披露した。

 今年は「お客さんを入れないでやるのかなと思う」と予測。放送時間を例年通り「5時間ではなく3時間とか短くしてやれば可能では。全くやらないというのはね。期待している人もいるので」と続けた。

 自身は、新型コロナ禍でコンサートを控えており、この日の公演は1月に埼玉で行って以来。8か月ぶりにファンに生歌を届けるとあって「(歌詞を)間違ったらやり直したい」と笑った。

 今年はデビュー45周年だが「通過点」といい、今後は後進の育成を考えている。「弟子をどんどんとって、芸能界に送り込んでいければ。80歳までは若手を発掘して挑戦できれば」と力を込めた。

 この日の公演は新型コロナ禍の三密を避けるため、会場キャパの半数にあたる650人を動員。最新シングル「イヨマンテの夜」など21曲を熱唱した。公演の模様は自身初となる有料生配信も実施した。

 愛弟子の演歌歌手・杜このみ、彩青(りゅうせい)も出演した。