コロナ感染拡大の直撃受けた音楽業界 演歌が特に慎重な対応の背景

2020年02月28日 17時00分

イベントで熱唱する中村

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響が、音楽界にも広がっている。PerfumeやEXILEのドーム公演などが急きょ取りやめになったが、演歌界はもっと慎重な対応を迫られている。

 演歌歌手の中村美律子(69)が27日、都内で新曲「鬼の背中」の発売イベントを開催した。報道陣のみが対象となるイベントで、関係者、報道陣らがマスク姿で見守るなかで進められた。

「鬼の背中」は、一人娘が嫁に行って寂しそうにしている夫に対する、妻の温かいまなざしを描いた曲。中村は筋肉エンターテインメントグループ「マッチョ29」をバックに新曲を熱唱した。写真撮影でお姫さま抱っこをされると「ドキドキして興奮してます」と赤面していた。

 最近は新型コロナウイルスの脅威に芸能界もさらされているだけに、中村は「この時期だから…鬼が退治してくれたらいいですね」と願った。

 自身も来月予定されていたコンサートが2公演、中止になった。関係者によれば、今後もコロナウイルスの感染拡大状況によって、中止となる公演が増える可能性があるという。

 中村は「それは仕方ない。誰の責任でもないですから。ほんま怖いですし、早いとこ終息してほしいですね」と心配そうな顔を浮かべた。

「演歌界はファン層に高齢者が多い。新型コロナウイルスは高齢者の方が重症化しやすいので、より慎重な対応を求められる。演歌の世界はファンとの距離が近いことも魅力ですが、ファンとの触れ合いなどもしばらくは難しいし…」(音楽関係者)

 イベントに訪れる演歌ファンは自衛意識も高く、マスクや手洗いなども徹底しているというが、今は一刻も早く事態が終息することを願うしかないようだ。