演歌歌手・坂本冬美(52)が8月にリリースしたシングル「俺でいいのか」が好調に売り上げを伸ばしている。令和元年に「原点に戻る」と宣言し、久々に男歌で勝負している坂本。この原点回帰が功を奏したようだ。

 坂本は事務所の後輩で演歌歌手の森山愛子(34)とともに7日、東京・江東区の成田山東京別院深川不動堂で、ヒット祈願と御礼の護摩祈とうを受けた。

 深川不動堂では森山が5月にシングル「尾曳の渡し」のヒット祈願を行い、同曲がオリコン週間シングルランキング演歌・歌謡部門で1位となるなど躍進。その話を聞いた坂本が「俺でいいのか」のさらなるヒットを目指して、2人で燃え盛る炎の前で祈願した。

 坂本は「太鼓の音、火の粉で体温が高くなるのがわかった。私も『愛ちゃんに続いてヒットしますように…』とお祈りさせていただきました」と話した。

 坂本の新曲は好調で、発売から3か月近くたった今でも「毎日のように大量のバックオーダーが届く」と関係者。その伸びは驚くほどだというが、支えているのはカラオケファンだ。

 ある音楽関係者は「坂本さんの楽曲は、カラオケ愛好家が歌うには、ちょっと難しいものが多いんです。特に男歌の場合は、余計にそういう感じだそうです。ただ、今回の楽曲は男歌にしては歌いやすいらしく、そこが売れ行きに大きくかかわっているようです」という。

 31回目の紅白出場に向けて、準備は万端なようだ。