氷川きよし “41歳で「松尾芸能賞」優秀賞獲得”の価値

2019年03月29日 16時30分

ズンドコ節を披露する氷川きよし

 演歌歌手・氷川きよし(41)が「第40回松尾芸能賞」の優秀賞を受賞し、28日に都内で行われた贈呈式に出席した。

 同賞は、日本の文化・芸能の保存・向上に貢献した人物などを表彰。昨年の優秀賞は森昌子(60)が受賞しているが、くしくもこの日、引退会見を開いた。

 氷川は森について「ヒット曲も出されて、いろんなご苦労をされて歌ってこられたと思う。浮き沈みの激しい世界で第一線を走られて。(引退は)自分自身を大切にしたいというのもあったのかな」と、その胸中を思いやった。

 演歌界の貴公子に新たな勲章が加わったが、興味深いのは氷川が41歳で獲得したこと。近年、優秀賞を受賞したのは昨年の森や、一昨年の堀内孝雄(69)らベテランばかり。ちなみに大賞は過去、2011年の第32回が北島三郎(82)、15年の第36回が五木ひろし(71)が受賞。今年の大賞は、狂言師・野村萬斎(52)の叔父で狂言師の野村萬(89)だった。

「松尾芸能賞は一般には認知されていないが、伝統があって、舞台音楽や舞台技術・美術のスタッフも表彰しているのが特徴。選考会では選考委員が、ステージで活躍する歌手だけでなく裏方さんなども含めて、その功績を議論する。幅広い選考過程にあって、氷川の存在感が埋もれず、かつ若くして授与されるのは特筆すべきこと」(演芸関係者)

 氷川は受賞について「光栄」と声を弾ませ「自分らしく楽しみながら芸の道を歩んでいけたら」と誓いを新たにした。

 一方、式中に「きよしのズンドコ節」を披露したが、厳粛な雰囲気だったため、出席者たちから恒例の合いの手はナシ。「恥ずかしい。(出席者たちも)1杯飲まないとテンションがね」と赤面し、報道陣を笑わせた。