演歌歌手・北島三郎(82)が25日、都内で行われた、2018年に地方競馬で活躍した人馬を表彰する「NARグランプリ2018」に出席した。

 北島が所有するキタサンミカヅキは昨年、東京盃(交流GII・ダ1200メートル)を制し、JBCスプリント(交流GⅠ・ダ1200メートル)で3着の活躍で年度代表馬に選ばれた。JRAではキタサンブラックが16年度、17年度で年度代表馬となったが、北島は「うれしさはまったく同じ。こんなうれしいものを頂いていいのか」と満面の笑みを見せた。

 16年に頸椎の手術を受けた北島。「歌うことには影響がないんだけど、まだまだフラフラしているときがある。リハビリをしながら元気になりたいなと思うときに、ブラックが走ってくれて、ミカヅキが走ってくれた。人生は人との出会いというけど、馬との出会いというのもある。出会いに感謝します」と頭を下げた。

 キタサンミカヅキは今年も現役で活躍する予定。「ミカヅキは9つ(9歳)になりました。私は今年、83歳になります。ミカヅキは私と同じくらいでしょうか。私もミカヅキに負けないように頑張ります。ミカヅキも9歳ですが、一生懸命に走ってくれるんじゃないでしょうか」と話した。