演歌歌手・氷川きよし(41)が4日、東京・明治座で行われた座長公演「氷川きよし特別公演」で取材に応じた。

 2011年の明治座初登場以来、5回目となる公演で氷川は人気者の旅役者を演じた。歌唱コーナーではシングル「勝負の花道」やデビュー曲「箱根八里の半次郎」などを熱唱し、ファンを沸かせた。

 この日は真っ赤な衣装で登場。2日に発売されたアルバム「演歌名曲コレクション8―冬のペガサス―」の収録曲「愛の翼」をイメージした衣装で、氷川は「いま歌っているのが『勝負の花道』だし、勝負の色といったら赤かなと思った」という。派手すぎるほどの衣装だが、「華やかなのでお客さんは喜んでくれる。年齢がいくと、どこか落ち着いたほうがいいんじゃないかという人もいるけど、自分は自分らしく、華やかな世界をお客様に見せる歌手として一生の幕を閉じたいなと思っています」と語った。

 お客様を喜ばせたいというのは氷川が常々、頭に描いていること。過去にはハロウィーンの時に仮装して、ファンを楽しませることもあったという。そんな氷川は「今年は、かぼちゃになりたいです」とポツリ。「かぼちゃ」のフレーズで思い出したのか、「この間、かぼちゃのスープを作ったんです。牛乳がなくて、買ってくれば良かったんですが、疲れていて水で作ったら、まずかった。やっぱり料理はレシピ通りに作らないとダメですね」と肩を落とした。