演歌歌手・水森かおり(45)がデビュー記念日である25日、都内で恒例のメモリアルコンサートを開催。最新シングル「水に咲く花・支笏湖へ」など25曲を熱唱した。

 新曲の舞台になった支笏湖は先日の北海道胆振東部地震の被害に遭った場所で、水森も参加予定のイベントが中止になった。それでも、イベントが予定されていた17日に支笏湖を訪れたといい「千歳市の皆さんは元気で前向きでした。皆さんから、水森さんの歌で全国の皆さんが北海道に足を運んでいただけるようにしてほしいといわれたので、歌を通して北海道の魅力を伝えていきたい」と決意表明した。

 コンサートの最後には、昨年のNHK紅白歌合戦で使用した衣装を身につけ「早鞆ノ瀬戸」を披露し、4・6メートルの高さまでつり上げられた。「ハーネスというのをつけて宙づりになるんですが、これが食い込むんですよ。グッとくるから気合が入る。この食い込みで大みそかを思い出します」と笑わせた。

 この公演だけでなく、地方でのコンサートでも紅白の再現として宙づりを披露してきたそうで「紅白でのコンセプトが『ひと足早い初日の出』というものだったので、宙づりになると、前の席にいるおばあちゃんが拝んでいるのが見える。コンセプトには合っているのかもしれません」と話した。