今度は月9を救うか!? 若手俳優・福士蒼汰(22)が主演するフジテレビ系のドラマ「恋仲」(毎週月曜9時)が徐々に視聴率を伸ばしている。

 ヒロインに本田翼(23)を迎えての月9は、初回視聴率9・8%といきなり1桁のスタートだった。ある民放関係者は「申し訳ないですが、放送前から、フジテレビは“何年前のラブストーリーをやろうとしているのか”とか“バブルのころに戻りたいという思いが強すぎなんじゃないか”と嘲笑されていた。視聴率が10%を切るのも無理はないですよ」。

 流れからいけば、視聴率1桁街道をまい進し、月9の王道ともいえるベタな恋愛モノは「やっぱりダメ」という結論になるはずだったが、3話目からは11・9%と数字が上向きに。

「もともと福士くんには若い女性ファンが多く付いているとは言われてましたが、『あすなろ白書』や『ロングバケーション』など昔の恋愛ドラマを知らないような若い女性の間で、面白いと話題になっているんです。フジの狙い通りでもあるのですが、それを可能にしたのも、福士くん。カレがいてこそといわれています」とはある制作会社関係者。

 福士が月9を救ったともいえるが、救ったのはこれだけじゃない。過去には「視聴率の取れない女優」といわれた川口春奈(20)を救ったこともある。2013年に「夫のカノジョ」(TBS系)で主演した川口は最終話で視聴率3・3%という低視聴率記録した。

「散々叩かれた川口は意気消沈していたんですが、その直後にも主演映画の公開があって、これがダメならそれこそ辞めかねないなんていわれていた」(映画関係者)

 その映画が「好きっていいなよ。」だったが、「これがスマッシュヒットしたんです。川口もホッとした表情を見せていましたが、このときの相手が福士。実は映画館を埋めていたのは女性ばかりで、明らかに福士のファン。福士じゃなかったら川口は女優を続けてなかったかも、というのは当時、関係者の間でささやかれていたことです」と同関係者。

 今回の福士は主演ドラマで果たしてどこまで数字を伸ばしていけるか。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)