日テレvsテレ朝「視聴率戦争」のカギを握る女優

2014年11月28日 08時30分

3冠を狙う日テレ

 日テレの3冠を阻止せよ!! いよいよ年間視聴率バトルも最終コーナーに突入した。現段階では日本テレビが好調をキープ、3冠王に王手をかけている。そこに、昨年に初の2冠を取ったテレビ朝日が意地の猛追だ。10月スタートの人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」と「相棒 season13」が好視聴率をマークしており、一部逆転可能な位置にいる。なんとか日テレにひと泡吹かせようともくろむテレ朝は最終兵器として、あの人気ドラマを復活させようとしているが、日テレも黙っていないようで――。

 テレ朝は、視聴率で年間(2013年12月31日~14年12月30日)と、年度(14年3月31日~15年3月30日)の「プライム帯で首位を取ろう」と躍起になっている。

 先日判明した数字によると、年間では日テレが全日(午前6時~深夜0時)8・4%、プライム(午後7~11時)12・4%、ゴールデン(同7~10時)12・5%とトップ。対するテレ朝はそれぞれ7・2%、11・3%、10・7%で、日テレの後塵を拝している。

「年度視聴率でも、日テレの全日8・3%、プライム12・3%、ゴールデン12・3%に対し、テレ朝は7・0%、10・9%、10・3%と及ばず。テレ朝は年間で1・1ポイント差、年度で1・4ポイント差がついているプライム帯で奇跡の大逆転を狙っているんです」(事情通)

 昨年、年間視聴率ではテレ朝がゴールデンとプライムの2冠を獲得。日テレは全日しか取れなかった。だが、年度の平均視聴率では日テレが全日とゴールデン帯の2冠を取り、テレ朝はプライム帯のみトップ。まさにライバル同士だった。

 現在、劣勢のテレ朝は巻き返しを図っている。「テレ朝が中継した14日のサッカー日本代表戦も15・5%に対し、時間帯がかぶった日米野球を中継した日テレは7・3%だったので、ダブルスコアをつけた。ただ、代表戦は単発もの。それに、『ドクターX』が平均視聴率20%超えを達成して好調ですが、ここは日テレ側も織り込み済みでしょう。それだけではまず不可能。もう一つのキラーコンテンツに期待するしかない」と編成関係者は語る。

 それが、新シリーズがスタートした水谷豊主演の「相棒13」だ。初回視聴率19・8%でスタートし、直近の第6話も16・2%と高い視聴率をキープしている。

「『相棒』がこのペースを維持し、平均視聴率17%超えを達成すれば、日テレ次第ではプライム帯奪取の可能性は出てくる。日テレも綾瀬はるかの『きょうは会社休みます。』が平均16%台をキープと堅調だが、関ジャニ∞・丸山隆平主演の『地獄先生ぬ~べ~』がかなりヤバい。初回こそ13・3%を取ったが、いまでは2桁キープがやっと。上がり目がない」(事情通)

 バラエティーが好調だった日テレだが、最近は陰りがみえるとも。

「必ずしも盤石とは言えない。意外と丹念に調べればやばい番組はかなりある。『しゃべくり007』『笑神様は突然に…』などは打ち切り候補です」(関係者)

 巻き返し機運の高まるテレ朝にも先々の不安はある。

「米倉涼子は『今回でドクターXは終わり』と周囲に宣言しているんです。テレ朝は『相棒』のようにシリーズを続けたいが、米倉にその気持ちがない。キャラが定着し、他の役を演じられなくなることを恐れているのと、プレッシャーが理由。平均視聴率20%超えが続くと、それが当然となり、少し下がっただけでもバッシングされる。それでは割に合わないと考えている」(関係者)

 今年は勝てたが来年以降は…というのではどうしようもない。そこでテレ朝が目をつけたのが、仲間由紀恵だ。一度は完全に終わったはずのドラマ「トリック」の続編をオファーしたという。「放送中の主演ドラマ『SAKURA』が平均9%そこそこと低空飛行なんで、以前のように“キャラが定着する”なんて言っていられない」(事情通)

 こんなテレ朝の動きを察知した日テレも負けていない。

 同じ仲間主演ならドラマ「ごくせん」の続編をちらつかせ、対抗するようにオファーを出したという。「『トリック』に取られてなるものかと、『ごくせん』のスタッフが口説いている」(関係者)。日テレ対テレ朝の仁義なき視聴率バトルはまだまだ続く。

 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)