低発進「エリカ様新連ドラ」にゲイがダメ出しの嵐!

2014年04月27日 16時00分

沢尻のドラマが不振だったワケは…

 沢尻エリカ(28)が8年ぶりに地上波連ドラ主演という売り文句で始まったフジテレビ「ファースト・クラス」だが、第1話(19日)の平均視聴率は6・5%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)。この土曜深夜ドラマ枠、もともと視聴率が10%いかないのだが、初回視聴率では史上最低だった。

 衣料材料店スタッフ・ちなみ(沢尻)は、ファッション業界で働くのを夢見る元気娘。ある日、仲いい同僚オバサンの娘が人気ファッション誌の編集長と分かり、オバサンの縁故で編集部に見習いとして雇われる。ところが、そこは女たちの嫉妬渦巻く蹴落とし合いの世界。ちなみは意地悪されながらも、のし上がっていく——という話だ。

 この種の女バトルは、ゲイの大好物。なのに、そんな視聴者層を無視したドラマ作りが数字に表れたとの指摘がある。

「沢尻さんはもともと演技がうまいし、これまでのイメージもあるから、どんなにいじめられても安心して見ていられる」とは某おネエタレント。ケチをつけるのは、その細かい演出についてだ。

「冒頭から沢尻さん、服装はダサいんだけど、メークはバッチリでキレイすぎ。いじめ役の田畑(智子)さんより断然、華があるし、専属モデル役の佐々木(希)さんと同レベルなんだもん。共演の女優たちと比べて素材が段違いだから仕方ないけど、せめて最初はスッピンメークとかでダサブスにしないと、見てる側は違和感を感じるわよ」

 海外ファッション界で活躍するクリエーティブディレクター(ゲイ)も、こうダメ出しする。

「世界中のゲイが大好きなアメリカの映画『プラダを着た悪魔』やドラマシリーズ『アグリー・ベティ』のパクリなのはミエミエ。それに、トップモデル役の佐々木希が、食事した後トイレでこっそりヤセ薬をガバ飲みするシーンがあったけど、“そんなの今どきある?”って感じ」
 ファッション業界にはゲイがわんさかいるのに、ゲイが一切出てこないのも現実味に欠けるという。

「『プラダ——』も『——ベティ』もゲイが随所に登場するのに、このドラマのキャストはキレイどころの女ばっかり。見習いカメラマン役のKAT—TUN(中丸雄一)はゲイに人気ないからほっといて、せめてファッションディレクター役の俳優(平山浩行)はヒゲ面でゲイ受けするんだから、お仲間って設定にしないとダメでしょう」

 調べたところ、同ドラマの制作陣にはゲイもいる。「なのにゲイ役を入れないなんて…。こないだ表参道で、このドラマの番宣をたくさん見たけど、オシャレ女子たちをターゲットにしたって、ゲイが食いつかなきゃドラマはヒットしないよ」

“ゲイのバイブル”と語り継がれる映画やドラマは、確かにどれも女たちが主人公だ。桃井かおりと岩下志麻がヤリ合う「疑惑」(1982年)、薬師丸ひろ子がのし上がる「Wの悲劇」(84年)、永作博美と松下由樹がヤリ合う「週末婚」(99年、TBS)などなど。そして80年代にブームだった大映ドラマシリーズもまた、新宿2丁目関係者いわく「ゲイなら必ず見なきゃダメ」な名作揃いだそう。

 同シリーズで「ファースト・クラス」同様、ファッション業界を舞台にした名作「花嫁衣裳は誰が着る」(86年、フジ)が今、東京ローカル局「TOKYO MX」で再放送されている。ウエディングドレスのデザイナーを夢見て田舎から上京し、デザイナー見習いとなったドン臭い娘(堀ちえみ)が、いとこのお嬢様(伊藤かずえ)らの意地悪にめげず、のし上がる話だ。時代が時代だけにゲイ役は出てこないが、“大映ドラマの常連”松村雄基、黒田アーサーといった当時ゲイ受けしていた若手俳優たちがちえみの脇を固める。

 男の取り合い、出生の秘密、人気デザイナー同士のバトルなど、サイドストーリーも充実。「沢尻は演技力があるんだから、ちえみばりのドン臭い演出が欲しい」(同関係者)というゲイの意見も、「ファースト・クラス」制作陣に聞かせたい。