唐沢寿明が辟易する日本版「24」の〝ハンパない〟束縛ぶり

2020年12月01日 11時30分

悲鳴を上げる唐沢

 テレビ朝日開局60周年記念ドラマ「24 JAPAN」(金曜午後11時15分)に主演する唐沢寿明(57)が、パンク危機だ。米国の大ヒットドラマシリーズ「24―TWENTY FOUR―」を日本版で初リメークした同作には、“電話帳”のような分厚い契約書や台本が存在するという。大好物のアドリブが許されない現場に、唐沢の悲痛な叫びが響いているとの話も聞かれる。

「東スポさんで“爆死でも打ち切りなし”と報じられましたけど、そんなレベルじゃない。今はコロナ禍でもあり、撮影はがんじがらめですよ」(テレ朝関係者)

 世界的に大ヒットした米国版「24」のシーズン1をベースに、オリジナルと同様に1話で1時間の流れを追い、計24話で完結する同ドラマ。唐沢はキーファー・サザーランドが演じたジャック・バウアーの“日本版”主人公・獅堂現馬役を演じ、日本初の女性首相誕生への期待が高まる総選挙当日の24時間を描いていく。共演は栗山千明、仲間由紀恵、木村多江らがそろった。

 放送前からオリジナルファンの期待も大きく、10月9日の初回視聴率は7・7%と同時間帯トップを獲得。しかし、その後は下がる一方で、このところは4・5%前後と低空飛行となっている。

「開局60周年記念と銘打ってますが、テレ朝が60周年を迎えたのは昨年の2月1日です。数年前からリメーク交渉を続けたが、米国側の許可がなかなか出ず、今年に放送がずれ込んでしまったんです。正直、局内では“今さら感”があり、どうすることもできない“無力感”も漂ってきている」(前同)

 無力感の要因になっているのが、がんじがらめの契約内容。米国側の許可が下りず、譲歩を重ねた結果、その意向をのむ形で契約書と台本が“電話帳”のごとく分厚くなってしまったという。

 本紙も報じたように視聴率が1%を切ろうが契約上、内容の大幅変更は非常に困難。視聴者の反応を参考にしたり、サプライズ的なゲストを投入するなど、いわゆる“テコ入れ”もできない。

 そんな中で早くも追い詰められているのが、主演の唐沢だという。

「実はキャラ設定が、ドラマに登場しない細部まで決められている。唐沢さんが何時に家を出て、食事は何を食べて、お風呂ではカラダをどこから洗うかまで…。本家のイメージを壊さないためですが、唐沢さんもそこまで契約という形で求められた経験がなく、息苦しさを感じている」(前同)

 ただでさえ、新型コロナ感染拡大の影響で時間の短縮や密を避けるなど、撮影現場はナーバスにならざるを得ない状況。ネット上では本家を超えるような演出のなさに厳しい声は出ているだけに、唐沢のストレス過多も心配される。

「唐沢さんといえばふだんは“アドリブ”を連発する俳優で知られている。アドリブによって役にどんどん入り込み、演技にも磨きがかかる。それがキャラを壊さないためとはいえ、契約で縛られているんですから…。ある撮影で自ら考えた渾身のアドリブがNGになり『これもダメなの!』と思わず叫んだとか」(ドラマ関係者)

 今年の大ヒットドラマ「半沢直樹」では、大和田役の香川照之らが繰り出すアドリブが放送回ごとに大きな話題を集めた。

 最近は“ヒットの陰にアドリブあり”ともいわれるだけに、放送回を重ねるごとに唐沢の叫びはどんどん大きくなりそうだ。 (視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)