「半沢直樹」根強い「ラスボス・箕部=二階幹事長モデル説」のリアルすぎる根拠

2020年09月27日 22時15分

箕部幹事長を演じた柄本明

 堺雅人(46)が主演するTBS系ドラマ「半沢直樹」が27日、最終回が放送された。

 ドラマの終盤で強烈なインパクトを残したのが、柄本明(71)演じる進政党の箕部幹事長だ。最終回直前の第9話では、半沢に過去の不正を暴かれながらも、逆に半沢に土下座を要求。「この小わっぱぁ! はよやれえ!」とすさまじい形相で怒鳴りつけるシーンは、視聴者にかつてない衝撃を与えた。

 その強烈な存在感もあってか、ネット上では箕部幹事長の〝モデル探し〟が熱を帯びた。これまで民主党時代の小沢一郎幹事長(78)、仙谷由人官房長官(故人)などの名前が挙がったが、〝本命視〟されるのが自民党の現幹事長・二階俊博氏(81)説だ。

 その根拠は、ドラマで箕部幹事長の不正がお膝元の「伊勢志摩空港」を舞台に行われている点にある。二階氏の選挙区は和歌山。「二階説」は役職が一致する上に、その地盤の〝近さ〟にも説得力がある。

 さらに「二階説」を後押しする強烈な根拠があった。1991年に二階氏の地盤・和歌山で行われた「日本航空社宅地3倍買収問題」だ。概要は、日本航空が社宅用地として和歌山市の山林を購入する際、地価の3倍にあたる約152億円で購入。その土地は当時自民党議員だった二階幹事長の後援会幹部が所有しており、二階幹事長は日本航空との交渉に同席したことも明らかになっている。

 ドラマでは箕部幹事長の親族企業が持つ土地を、日本航空のモデルとされる「帝国航空」が伊勢志摩空港の建設予定地として高値で購入したことが〝不正〟の発端となっており、詳細は違えど当時の状況と酷似している。

 ちなみに二階氏は93年に自民党を離党。新生党の議員として細川内閣で運輸政務次官の職に就き「影の運輸大臣」と呼ばれた。その後、2002年に自民党に復党。先の自民党総裁選では菅氏の当選を後押しし〝キングメーカー〟ぶりを発揮するなど、80歳を超えた今もらつ腕ぶりを発揮している。

 柄本明のド迫力の演技もあり「半沢直樹」でも〝陰の主役〟となった箕部幹事長。ドラマ同様のことが現実に行われていたとしたら――。一部には「こんな銀行員、いるわけない」「脚本と演技が大げさすぎて、現実離れしている」という指摘もあった「半沢直樹」だが、リアルに迫るギリギリのストーリーも、高視聴率を支えた要因なのかもしれない。