妻が明かす 赤井英和と「半沢直樹」

2020年09月27日 05時15分

先日にはボクシング連盟普及委員に就任した赤井英和(佳子さん提供)

 高視聴率を連発するTBS系ドラマ「半沢直樹」が、27日にいよいよ最終回を迎える。歌舞伎や舞台の世界からも積極的に著名人が招かれるこのドラマ。放送後もその実力が買われ、役者として大ブレークする例が続出しているが、前シリーズで町工場の社長役を演じた元ボクサー・赤井英和(61)は〝半沢現象〟をどう見ているのか。

 もともと「人間・失格」(同)やNHKの朝ドラなどに出演し、存在感を示してきた。2013年放送の「半沢――」に出演したのは、監督の福澤克雄氏から「高視聴率は難しいかも知れないけど、池井戸潤さん(原作者)の作品をドラマにしたいので」という熱意にほだされ、AD時代から知っている同氏が監督を務めるならばという心意気で、オファーを受け入れたという。

 ところが放送が始まると、ドラマは空前の大ヒット。最終回視聴率は驚異の42・2%を記録した。そのころから、赤井のもとにはドラマと同様、作業服を着る仕事のオファーが急増した。

 ただ、赤井は〝半沢現象〟に乗っかり、ビジネスにしようとは思わなかったという。夫人の佳子さんが振り返る。

「まず、赤井は仕事が多くても少なくても気にしない性格なんです。計算をしませんので、半沢直樹がどれくらいの反響か、いまだに鈍感かもしれません。有名な香川照之さんの土下座シーンは、よく真似をしていましたけど(笑い)」

 半沢では役者たちによるアドリブ合戦も熱いが、佳子さんが記憶する限り、赤井がアドリブで放った言葉は皆無という。

 赤井は先日、日本ボクシング連盟の普及委員に就任。記者会見では「お世話になったスポーツに、恩を1000倍返しだ!」とコメントするなど、ドラマのセリフを引用するひと幕もあった。

 赤井の心の中には〝半沢魂〟がしっかりと受け継がれているようだ。