NHK大河ドラマ「帰蝶役」論争再燃 策士ぶり話題「やっぱり沢尻」の声も

2020年04月30日 17時00分

沢尻エリカ

 開始から3か月が過ぎたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で、織田信長の妻・帰蝶役を巡り「やっぱり沢尻」「意外性のある川口」との声がネット上で上がっている。

 長谷川博己演じる明智光秀が主人公の今年の大河。光秀が本能寺の変で討ち取る主君・信長の妻という重要な役が、薬物事件で逮捕された沢尻エリカ(34)から、初回直前になって急きょ川口春奈(25)に差し替えられたのは記憶に新しい。

 その帰蝶が、池端俊策氏脚本の今作で、このところの“策士”ぶりが話題に。26日の第15回では、信長に反旗を翻す一族の彦五郎(織田信友)から囲碁に誘われた義理の叔父・信光に「行ってお打ちになれば、よろず片がつくというもの」と不敵な笑みを浮かべ「討つ」を示唆。信光は彦五郎を暗殺した。

 13、14話でも策略を巡らす姿が描かれた帰蝶。ネット上では「川口さんのイメージに合わない感じ」「今回の帰蝶なら沢尻さんがピッタリ」「沢尻ならもっとすごみがある感じだろうな」といった反応が見られる。悪女イメージのある沢尻の方が「策士」にふさわしいということのようだ。

「国民的作家」司馬遼太郎氏原作の大河「国盗り物語」(1973年)では、松坂慶子演じた帰蝶(濃姫)の愛らしさが目立った。同作では触れなかった離婚歴も「麒麟――」では父・斎藤道三が仕えた美濃の土岐一族に2度嫁いだ“バツ2”だったとされ、これも視聴者の驚きを呼んでいた。

 いわば従来の人物像と異なる帰蝶だが、策士と川口の取り合わせはむしろ「意外性」があると好意的な意見もネット上ではみられる。沢尻の策士よりも川口の方が新鮮さを醸し出し、前出の暗殺示唆については「おじさんキラー感抜群」との印象も寄せられた。

 視聴者にとっては交代当時に続き、川口と沢尻を想像の中で比べながら見る楽しみがふくらんだようだ。